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北朝鮮系ハッカー、偽の採用面接でバイナンスにマルウエア仕込む

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 北朝鮮系ハッカー集団が偽の採用面接を通じ、バイナンス社員を標的にしたソーシャルエンジニアリング攻撃で暗号資産を盗み取ったと明らかにした。
  • ハッカーらはマルウエアを仕込んだソフトウエアを課題に見せかけて業務用パソコンに導入させた後、ホットウォレットにアクセスして資産を持ち出したという。
  • 今回の攻撃では、XRP、ソラナ、オプティミズム、ビットコイン、イーサリアムなど約63億4000万ドル規模の暗号資産が盗まれたと説明した。

期間別予測トレンドレポート

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CEOや面接官を装い、社員を誘導

5カ月にわたり周到に攻撃を準備

写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

北朝鮮系のハッカー集団が偽の採用面接で世界最大の暗号資産交換業者バイナンス(Binance)の社員を誘い出し、暗号資産を盗み取ったことが分かった。

バイナンスは11月3日、こうした内容を盛り込んだ初期調査報告書を公表した。攻撃は6月に始まったとみている。当時、バイナンス所属のエンジニアA氏が改ざんされたコーディング用インストーラーをダウンロードした。バイナンスはA氏のパソコンを交換したが、A氏の業務情報や同僚に関する情報がハッカー側に漏れた。

調査では、北朝鮮系ハッカー集団が9月、求人プラットフォームを通じてバイナンス所属のエンジニアB氏に偽の採用面接を実施したことも判明した。バイナンスによると、ハッカー側の面接官は1次のビデオ面接で自らのSNSをB氏に見せ、親近感を抱かせた。2次面接では、最高経営責任者(CEO)を装った人物が、マルウエアを仕込んだソフトウエアを課題と偽って業務用パソコンにダウンロードさせたという。

ハッカーらはこうして得た情報を基に、10月29日に別のエンジニアC氏のパソコンへログインした。A氏の権限を使って悪性プログラムを実行し、大規模に暗号資産を盗み取った。バイナンスのホットウォレット(オンライン接続型のウォレット)からは、XRPを2億3346万枚、ソラナを97万500枚、オプティミズムを4420万枚持ち出した。ビットコイン1万8270BTCとイーサリアム2961ETHもあわせて流出した。被害額は63億4000万ドル(約1兆40億円)に上った。

ブロックチェーン分析会社チェイナリシス(Chainalysis)は、過去18カ月に北朝鮮とつながる偽面接やマルウエアの手口で発生した被害額を1430万ドル(約22億7000万円)と推計した。

パク・シオン記者 ushire908@hankyung.com

#サイバー攻撃
#仮想通貨ハッキング
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