外国人の1兆1504億ウォン買い越しでコスピ急騰 6000台回復
概要
- 外国人と機関がそれぞれ1兆1504億ウォン、1兆1724億ウォンを買い越し、コスピは6.63%上昇して6012.44を付けた。
- SKハイニックスの60兆ウォン規模の追加株主還元と、今年合計100兆ウォンの株主還元が、外国人・機関の買い越しと半導体株高を主導した。
- 証券業界は、AI収益化への期待、半導体2強の株主還元期待、アルファベットとマイクロソフトの決算発表が、今後の世界株式市場と投資心理の重要な変数になると分析した。
期間別予測トレンドレポート


6.63%急騰、6000台回復
外国人の買越額、51営業日ぶり高水準
SKハイニックス、60兆ウォン(約7兆1400億円)の株主還元
米半導体株の投資心理回復も追い風
マディソン・フアン氏の訪韓でロボット株も上昇

米AI企業アンソロピックのAI収益化への期待と、SKハイニックスの決算発表という好材料に最も強く反応したのは外国人投資家だった。足元で「コスピ離れ」を続けて指数を押し下げてきた外国人は、10月28日の韓国総合株価指数市場で50営業日余りぶりの大幅な買い越しに転じ、コスピの6000台回復を主導した。
外国人は2日連続で買い越し
韓国取引所とネクストレードによると、外国人投資家は10月28日、韓国総合株価指数市場で1兆1504億ウォン(約1369億円)を買い越した。前日の7976億ウォン(約949億円)に続き、2日連続の買い越しとなった。10月28日の買越額は、9月7日の3兆4065億ウォン(約4054億円)以来、51営業日ぶりの大きさだった。
機関投資家も1兆1724億ウォン(約1395億円)を買い越し、相場上昇を後押しした。コスピは10月28日、6.63%高の6012.44で取引を終えた。外国人と機関の需給改善が大きく寄与した。一方、個人は利益確定売りが鮮明だった。個人投資家は同日、2兆3215億ウォン(約2763億円)を売り越した。
外国人はこの日、急伸した大型半導体株を大きく買い進めた。買越額上位はサムスン電子の3859億ウォン(約459億円)、SKハイニックスの3748億ウォン(約446億円)、サムスン電子優先株の1639億ウォン(約195億円)だった。これらの銘柄は9〜11%上昇し、コスピの上昇をけん引した。
証券業界では、前日の米市場で半導体株への投資心理が持ち直したことに加え、SKハイニックスが同日、大規模な株主還元策を打ち出したことが、外国人の韓国総合株価指数市場での買い越しにつながったとみる。前日の米株式市場では、ブロードコムがアンソロピックの高性能半導体購入資金を支援するとの報道を受けて4.0%上昇するなど、AIインフラ投資関連銘柄が総じて買われた。
SKハイニックスが60兆ウォン(約7兆1400億円)規模の追加株主還元策を公表したことも、投資心理の改善に寄与した。最近完了した40兆ウォン(約4兆7600億円)の自社株買いまで含めると、今年の株主還元は100兆ウォン(約11兆9000億円)に達する。SKハイニックスの発表を受け、サムスン電子も10月29日のカンファレンスコールで強力な株主還元策を示すとの期待が強まった。韓国投資証券のキム・デジュン研究員は「半導体2強の株主還元への期待が外国人と機関の買い越しにつながり、コスピは6000台乗せに成功した」と述べた。

「マディソン・フアン」関連でロボット株も急伸
10月28日の韓国総合株価指数市場では、上場915銘柄のうち582銘柄(63.6%)が上昇した。コスダック市場でも1736銘柄のうち1141銘柄(65.7%)が値上がりした。半導体関連では、サムスン電子とSKハイニックスのほか、ジュソンエンジニアリングが6.12%、ウォニクIPSが6.08%、EOテクニクスが5.95%上昇した。
ロボット株も堅調だった。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)の娘で、同社ロボティクス部門シニアディレクターを務めるマディソン・フアン氏が11月に訪韓するとの報道を受け、ロボット関連株に買いが広がった。とりわけ、サムスン電子が筆頭株主のレインボーロボティクスは15.08%高となった。李在鎔サムスン電子会長が現場点検に乗り出したとの報道も材料視された。ロボティズは9.76%、斗山ロボティクスは6.89%上昇した。
アルファベットとマイクロソフトの決算に注目
海外市場も半導体株を軸に上昇した。日本の日経平均株価は1.08%上昇した。NAND型フラッシュメモリーを手がけるキオクシアが13.76%、基板大手のイビデンが7.94%上昇し、指数を押し上げた。台湾の加権指数はTSMCが1.04%、メディアテックが6.94%上昇し、指数全体では2.04%高となった。
証券業界では、半導体主導の世界株高が一時的な動きで終わらないためには、アンソロピックの有価証券届出書で確認されたAI収益化への期待が、ハイパースケーラーの決算発表でも引き継がれる必要があるとみている。日本時間10月29日未明に発表されるアルファベットとマイクロソフトの決算に市場の視線が集まっている。キウム証券のハン・ジヨン研究員は「ハイパースケーラー各社の収益性に対する市場の感応度が高まっている」と指摘したうえで、「たとえ決算が市場予想を上回り、投資計画が上方修正されても、本業の売上高やフリーキャッシュフローなどを通じて資金調達への懸念が出るかどうかが重要だ」と語った。
カン・ジンギュ記者 josep@hankyung.com
Korea Economic Daily
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