アンソロピック上場見据えエージェンティックAI ETF続々、「ETFズームイン」
概要
- サムスン資産運用の KODEX米国AIエージェントアクティブ とNHアムンディの HANARO米国エージェンティックAI TOP2+ が、エージェンティックAI をテーマとするETFとして上場・投入されていると伝えた。
- 両ETFとも アンソロピック上場時に組み入れる可能性 があり、アクティブ・パッシブ戦略 を通じて AIエージェント と関連する インフラエコシステム 企業に投資すると明らかにした。
- 証券業界では、エージェンティックAI の普及によって 計算量がそのまま売上高になる との認識が広がり、AI導入率の上昇 が 投資収益率(ROI) の改善につながっていると分析したと伝えた。
期間別予測トレンドレポート


アンソロピック上場期待でエージェンティックAI関連ETFが登場
NHアムンディ運用、9月に「HANARO米国エージェンティックAI TOP2+」上場
サムスン運用、「KODEX米国AIエージェントアクティブ」を上場予定

今年上半期の韓国ETF市場は、純資産500兆ウォン(約59兆円)時代に入り、新たな歴史を刻んだ。5月末に上場したサムスン電子・SKハイニックスのレバレッジETFは、韓国を超えて世界の株式市場の注目を集めた。かつて補助的な投資手段とみなされていたETFは、いまや中核的な投資商品として定着している。<ETFズームイン>では、複雑さを増すETF市場を一歩踏み込んで追う。[編集者注]
人工知能(AI)スタートアップのアンソロピックの上場期待が高まるなか、エージェンティックAI関連の上場投資信託(ETF)が相次いで登場している。先月のNHアムンディ資産運用に続き、来週にはサムスン資産運用もエージェンティックAIをテーマにしたETFを投入する。両社の商品は、アンソロピックが上場した場合に同銘柄を組み入れる可能性があるため、投資家の関心を集めている。
10月10日、金融投資業界によると、サムスン資産運用は10月13日に「KODEX米国AIエージェントアクティブ」を上場する予定だ。AIエージェントの普及で恩恵を受ける米国の中核企業に投資するアクティブ型の商品である。AIエージェント市場の主導権争いが激しさを増すなか、トレンドを機動的に反映し、比較指数を上回る収益を狙う点を特徴とする。
「KODEX米国AIエージェントアクティブ」は、アンソロピックが上場した場合に同銘柄を組み入れる可能性がある。サムスン資産運用のハン・ドンフンマネジャーは「このETFはアクティブ型であるため、運用担当者の判断に基づき、新規銘柄の上場時に即時の組み入れが可能だ」と説明した。具体的な方法や組み入れ比率については、当該銘柄の株価上昇余地や市場環境などを総合的に見極めて決めるという。
同ETFは「Indxx US AI Agents Index」を比較指数とする。同指数の主要構成銘柄には、最近AIエージェント「ミューズ」のヒットで注目を集めるメタのほか、パランティア、パロアルトネットワークスなどが入る。ただ、上場後の実際の構成銘柄は比較指数とやや異なる可能性があり、市場環境に応じて見直されることもある。
ハン氏は「AIエージェントの普及は、まず関連企業の売上高と利益の拡大につながり、次いで新たな事業機会と付加価値の創出へと波及する」と指摘した。そのうえで「KODEX米国AIエージェントアクティブ」は、こうした二つの面で恩恵を受ける企業を捉え、投資収益の最大化を目指す考えを示した。
これに先立ち、NHアムンディ資産運用は9月15日に「HANARO米国エージェンティックAI TOP2+」を上場した。米国株式市場に上場するエージェンティックAIと、それを支える技術エコシステム関連の10社に投資するパッシブ型商品である。基盤モデルを保有する上位2銘柄をそれぞれ25%の比率で組み入れ、集中的に投資する点が特徴だ。
「HANARO米国エージェンティックAI TOP2+」も、アンソロピックが上場した場合に同銘柄を組み入れる可能性がある。指数方法論上、テーマとの関連性が高い企業が上場した際には、定期見直しを待たず特別編入が可能なためだ。運用会社側は、アンソロピックやオープンAIなどのAIスタートアップが上場した場合、適格要件を満たすかどうかを指数委員会が審査したうえで、ポートフォリオに組み入れられる可能性があると説明した。
10月8日時点の組み入れ銘柄は、マイクロソフト(23.59%)、アルファベットClass A(21.65%)、メタ(11.16%)、アマゾン・ドット・コム(8.38%)、クラウドストライク・ホールディングス(5.99%)、デル・テクノロジーズ(5.84%)、データドッグ(5.40%)、パロアルトネットワークス(5.20%)、アリスタ・ネットワークス(4.99%)、スノーフレイク(4.70%)などである。
NHアムンディ資産運用のキム・スンチョルETF投資本部長は「エージェンティックAIによる生産性革新が本格化する現局面は、関連する中核セクターに先回りして投資する好機だ」と述べた。さらに「HANARO米国エージェンティックAI TOP2+は、中核的な基盤モデル企業に集中しつつ、関連インフラのエコシステムまで一括して取り込める商品だ」と説明した。
証券業界では、対話型AIからエージェンティックAIへのパラダイム転換が進んでいるとの分析が出ている。
キウム証券のキム・ジニョン研究員は「従来の生成AIが質問への回答を整理する水準だったとすれば、エージェンティックAIは目標達成に向けて自ら判断し、実行まで完了する次世代システムだ」と語った。さらに「核心は『AIインフラ投資コストを回収できるのか』という疑問が、『計算量がそのまま売上高になる』という枠組みに変わった点だ」と分析した。
同氏は「人が担っていた数百〜数千時間分の業務をAIが自律的に完了することで、計算量の増加がそのままコスト削減と売上増加につながる投資収益率(ROI)に結びつく」と指摘した。あわせて、米企業のAI導入率も約55.7%と従来予想の21.6%の2倍を超える水準に上昇し、現場での普及局面に入ったと付け加えた。
一方、アンソロピックは上場準備を加速している。ブルームバーグ通信によると、同社は10月14日に投資家向け説明会を開き、11月9日ごろに新規株式公開(IPO)に向けたマーケティングを始める予定だ。11月中旬の上場を経て、感謝祭の11月26日までに取引を開始することを目標としている。
イ・ス 韓経ドットコム(Hankyung.com)記者 2su@hankyung.com
Korea Economic Daily
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