暗号資産で麻薬取引、ダークウェブ「エンパイアマーケット」共同創業者に禁錮40年
概要
- 米シカゴ連邦地裁は、ダークウェブ市場「エンパイアマーケット」の共同創業者に禁錮40年と罰金500万ドル、犯罪収益の没収を言い渡した。
- ハミルトンは、犯罪収益で得たビットコイン約1230BTC、イーサ24.4ETH、不動産3件の没収に同意した。
- 捜査当局は押収時点で、約7500万ドル相当の暗号資産と現金、貴金属などを確保していた。
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暗号資産での決済だけを認め、麻薬や個人情報などの違法商品を売買させていたダークウェブ市場「エンパイアマーケット」の共同創業者が、米国で禁錮40年の判決を受けた。罰金500万ドル(約7億9000万円)に加え、ビットコインなど犯罪収益の没収手続きも進める。
米イリノイ州北部地区連邦検察によると、シカゴの連邦地裁は10月5日、共同創業者ラヒム・ハミルトンに禁錮40年と罰金500万ドルを言い渡した。検察が10月7日に発表した。ハミルトンは1月、麻薬関連の共謀罪を認めていた。
ハミルトンは共同創業者のトーマス・フェイビーとともに、2018年から2020年までエンパイアマーケットを運営した。この間の取引件数は400万件を超え、取引額は4億3000万ドル(約680億円)を上回った。麻薬の販売額だけで約3億7500万ドル(約590億円)に達した。
プラットフォームではフェンタニルやコカイン、メタンフェタミン、ヘロインなどが取引された。盗まれたアカウント情報や個人情報、偽札、ハッキングツールも売られていた。
運営側は捜査機関の追跡を逃れるため、すべての取引で暗号資産を使うよう求めていた。利用者には、取引経路を隠すミキシングサービスや暗号化通信の利用を勧めていた。購入者が販売者の麻薬の梱包や隠匿の水準を評価できる機能も備えていた。
ハミルトンは、犯罪収益で得たビットコイン約1230BTCとイーサ24.4ETH、バージニア州の不動産3件の没収に同意した。捜査当局はこの事件で、押収時点で約7500万ドル(約119億円)相当の暗号資産と現金、貴金属などを確保していた。
共同創業者フェイビーへの量刑言い渡しは10月中に予定されている。フェイビーは前年、麻薬関連の共謀罪を認めていた。ビットコイン約1584BTCと金塊、自動車3台、フロリダ州の不動産2件の没収にも同意している。