グレースケールのジーキャッシュETF、運用資産10億ドル突破
概要
- グレースケールのジーキャッシュ ETF 「ZCSH」は、設定から30営業日で運用資産 10億ドル を突破した。
- ジーキャッシュ ETF は、設定後1カ月の実績で、過去10年に設定された ETF の上位 1% の成績を記録した。
- グレースケールは、AI・分散型金融(DeFi) など27資産の ETF を検討しているほか、ビットコインとイーサリアムの カバードコールファンドのトークン化 も進めている。
期間別予測トレンドレポート



グレースケール(Grayscale)のジーキャッシュ(ZEC)上場投資信託(ETF)が、設定から30営業日で運用資産10億ドル(約1580億円)を超えた。グレースケールは、ビットコインとイーサリアムに集中していた暗号資産ETF市場が、他の資産にも広がっているとみている。
暗号資産専門メディアのザ・ブロックが10月7日に伝えたところによると、グレースケールのトレーディング・資本市場部門のマネージングディレクターを務めるクリスタ・リンチ氏は、シンガポールで開かれたTOKEN2049でジーキャッシュETF「ZCSH」の実績を紹介した。リンチ氏は「ジーキャッシュETFは、設定後1カ月の実績ベースで、過去10年に設定されたETFの上位1%に入る」と語った。
リンチ氏は、米証券取引委員会(SEC)の一般的な上場基準が商品拡大の土台になったと説明した。「およそ15のトークンをカバーする枠組みができた」と述べ、発行体が投資家需要と自社の判断に応じて商品を選べる余地が広がったと指摘した。グレースケールは1月、AI、分散型金融(DeFi)、消費者、インフラの4分野で27資産をETF組成の検討対象に選んだ。
既存ファンドのトークン化も進めている。グレースケールは前週、SECがイノベーション免除条項を導入したのを受け、ビットコインとイーサリアムのカバードコールファンド2本のトークン化を申請した。2商品はいずれも、従来の投資会社法の適用を受けるファンドだ。
リンチ氏は、イノベーション免除条項について、クラリティ法の成立見送りに伴う「慰め賞」だとしつつ、「業界がトークン化分野で前進するための道筋を示す」と評価した。グレースケールは9月、他の暗号資産企業とともにSECに対し、ETF審査期間の短縮と非公開での草案提出を認めるよう求めた。