ビットマイン、イーサリアム1万5112枚を追加購入 保有量600万枚を突破
概要
- ビットマインは直近1週間でイーサリアム(ETH)を1万5112枚追加購入し、合計601万6414枚(流通量の4.9%)を保有するようになったと明らかにした。
- ビットマインのETH保有分は約164億ドル規模で、このうち84%に当たる506万7309枚をステーキングしており、年率2.63%の利回りと年間3億6300万ドルのステーキング収益を見込むと説明した。
- ビットマインは2026年に普通株2100万株の自社株買いを実施し、ラッセル1000指数への採用、高水準の5日平均日次売買代金8億2700万ドルなどを背景に、世界最大のイーサリアム財務企業の地位を維持しているとした。
期間別予測トレンドレポート



世界最大のイーサリアム保有企業であるビットマイン(Bitmine Immersion Technologies、BMNR)は直近1週間でイーサリアム(ETH)1万5112枚を追加購入し、総保有量を601万6414枚に増やした。全ETH流通量1億2210万枚の4.9%に当たる。
10月5日付のPRニュースワイヤによると、ビットマインの暗号資産、現金、市場性証券、戦略投資資産の合計額は174億ドル(約2兆7400億円)だった。内訳はETH602万枚、ビットコイン214枚、現金および市場性証券6億4300万ドル(約1010億円)、ビースト・インダストリーズ株式1億8000万ドル(約284億円)、エイトコ・ホールディングス株式1億1700万ドル(約185億円)など。
ETH価格2726ドル(約43万円)で計算した同社のETH保有分の評価額は約164億ドル(約2兆5900億円)となる。同社は「ETHの5%確保」という目標の99%に到達したとしており、2025年6月30日にイーサリアム財務戦略を始めて以降、毎週ETHを買い増してきたと説明した。
現在ステーキングしているETHは506万7309枚で、2726ドル基準の評価額は約138億ドル(約2兆1800億円)。総保有量の84%を占める。10月7日時点の年率換算利回りは2.63%で、年間のステーキング収益は約3億6300万ドル(約573億円)を見込む。全量をステーキングした場合の想定報酬は約4億3100万ドル(約680億円)になるという。
トム・リー会長は、暗号資産が強気相場に入ったとみるなかで、2025〜2026年の弱気相場でもビットマイン株がETHを上回る値動きを示した点に注目していると述べた。2026年最初の9カ月ではETHが10%下落した一方、ビットマイン株は3%安にとどまり、731ベーシスポイントの超過収益を上げたと説明した。
さらに、ビットマイン株のパフォーマンスは株主リターンの最適化を目指す同社の取り組みを映していると強調した。2026年だけで普通株2100万株を買い戻すなど、暗号資産財務企業として過去最大規模の自社株買いを実施したとも付け加えた。
トム・リー会長は第3四半期のETHの成績にも触れた。ETHは第3四半期にS&P500を6832ベーシスポイント上回ったとしたうえで、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢、原油高、世界的な債券利回り上昇、金融環境の引き締まりといったマクロ面の逆風を踏まえると注目に値すると指摘した。
ビットマインは、トム・リー会長が10月7日にシンガポールのマリーナベイ・サンズで開かれるトークン2049(Token2049)で基調講演する予定だと明らかにした。講演は現地時間午前10時から20分間行う。
同社は今週、10月版の会長メッセージも公表する予定だ。表題は「暗号資産の強気相場は進行中――今回のサイクルは過去最大となる可能性が高い」という。
ビットマインは米株式市場で最も活発に取引される銘柄の一つにも挙がった。ファンドストラットの資料によると、同社株の10月5日時点の5日平均日次売買代金は8億2700万ドル(約1300億円)で、米上場5704銘柄中125位だった。
ビットマインは6月26日にラッセル1000大型株指数に採用された。シリーズA永久優先株はニューヨーク証券取引所(NYSE)で「BMNP」の銘柄コードで取引されている。
ビットマインは現在、世界最大のイーサリアム財務企業であり、ストラテジー(Strategy)に次ぐ世界2位の暗号資産財務企業の地位を維持している。