ストライブCEO「年末にビットコイン保有2位も可能」 14億ドルの追加購入余力
概要
- コールCEOは、ストライブが年末までに上場企業ベースでビットコイン保有量2位に浮上する可能性があると明らかにした。
- 7億ドルの株式ワラントとデジタルクレジット7億ドルの両方を確保できれば、合計14億ドルの投資余力が生まれると説明した。
- ストライブは現在、2万3156BTC(約19億ドル)を保有しており、年末まで週平均1000〜1200BTCの購入戦略を続けられるとした。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン財務戦略を手がけるストライブ(Strive)は、年末までに上場企業ベースで世界2位のビットコイン保有企業に浮上する可能性があるとの見方を示した。株式ワラントが行使されれば、最大14億ドル(約2230億円)の追加投資余力を確保できるという。
暗号資産専門メディアのザ・ブロックが9月3日に報じた。マット・コール最高経営責任者(CEO)はポッドキャスト「ワンシェア(One Share)」で、「ストライブが今年をビットコイン保有量2位で終えることも、不可能なシナリオではない」と語った。一方で、これを基本シナリオとして示したわけではなく、複数の条件が満たされる必要があると付け加えた。
焦点となるのは、10月中旬に期限を迎える約7億ドル(約1110億円)規模のストライブ株ワラントだ。コールCEOは、株価が行使価格の27ドルを上回りワラントが行使されれば、調達資金をビットコインの追加購入に充てられると説明した。さらにデジタルクレジット関連の資金7億ドル(約1110億円)を加えれば、総額14億ドルの投資余力を確保できる計算になる。
コールCEOは「ワラントは失効するより行使されてほしい」と述べた。そのうえで「そうなれば、今年のビットコイン蓄積戦略を非常に強い形で締めくくることができる」と強調した。
ストライブは足元でビットコイン購入のペースを引き上げている。7月に136BTCを取得したのに続き、8月には3156BTCを追加購入した。現在の保有量は2万3156BTCで、評価額は約19億ドル(約3020億円)だ。
コールCEOは、週平均1000BTCを購入するだけでもかなりの規模になると指摘した。現在のペースを維持できれば、保有順位を速いペースで引き上げられるとみている。
ストライブは現在、上場企業のビットコイン保有量で5位につける。足元では暗号資産取引所ブリッシュ(Bullish)を上回った。2位のトゥエンティワン・キャピタル(Twenty One Capital)の保有量は4万3514BTCだ。
トゥエンティワン・キャピタルが追加購入に動かないと仮定すると、ストライブが年末までに2位に浮上するには、残る17週間で毎週約1200BTCを積み増す必要がある。トゥエンティワン・キャピタルは2025年7月以降、ビットコインを追加購入していないとされる。
コールCEOは、ビットコインが2030年までに50万ドル(約7950万円)を超える可能性にも言及した。ただ、ストライブの財務戦略は、こうした長期の価格見通しを前提に設計したものではないと線を引いた。
ストライブ株(ASST)は9月3日の取引時間中、一時26.84ドルまで上昇し、年初来高値を更新した。ワラントの行使価格である27ドルに接近した。ビットコイン・トレジャリーズによると、ASSTの年初来リターンは上場ビットコイン財務企業の上位10社平均を82%上回っている。