暗号資産VC、後期段階に資金集中 収益率低下を招くと指摘
概要
- 暗号資産VC業界が後期段階プロジェクトに資金を集中させ、市場リスクの拡大と投資収益率の低下を招いていると指摘された。
- 2026年1〜3月の暗号資産VC資金の57%が、売上高や実績が証明された後期段階投資に集中した一方、ごく初期のプロジェクトの比率は19%にとどまった。
- 複数のVCファンドが同じ後期段階企業に資金を振り向け、企業価値と投資価格が上昇した結果、今後の投資収益率は低下していると分析した。
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暗号資産ベンチャーキャピタル(VC)業界で、投資リスクを抑えるため後期段階のプロジェクトに資金を集中させる動きが、かえって市場リスクを高め、投資収益率の低下を招いているとの指摘が出ている。
コインデスクが9月2日に伝えたところによると、同社コラムニストのバルン・ダッタ(Varun Datta)氏は、2026年1〜3月に執行された暗号資産VC資金の57%が、すでに売上高や実績が証明された後期段階の投資に集中したと明らかにした。
一方、アイデア段階などのごく初期のプロジェクトに投じられた資金の比率は19%にとどまった。ダッタ氏は、こうした資金の偏りによって新規プロジェクトへの資金供給が減っていると指摘した。
さらに、複数のVCファンドが同じ後期段階企業に資金を集中させることで、企業価値が不必要に押し上げられていると分析した。これに伴って投資価格は上昇し、今後の投資収益率は低下しているという。

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