サンドボックスでトークン「無限発行」疑惑、ベースで5億枚超を追加発行か
期間別予測トレンドレポート



メタバースプラットフォーム「ザ・サンドボックス」のSANDで、異常な大量発行の兆候が浮上した。特定のアドレスがベース(Base)ネットワーク上のトークン発行権限を確保し、5億枚超を追加発行したとの指摘が出ている。
8月21日に業界が確認したところ、ベース上のSANDスマートコントラクトで大規模なミント(発行)が起きた。最初に確認された追加発行分だけでも5億枚を上回ることが分かった。
SANDの最大供給量は30億枚だ。5億枚が実際に追加発行されていれば、既存の最大供給量の約16.7%に相当する。いわゆる「無限発行攻撃」は、スマートコントラクトの権限管理や発行構造の弱点を突き、攻撃者がトークンを任意に作り出す手口をいう。発行分が市場に流通すれば、既存トークンの価値が希薄化し、大規模な売り圧力が生じる恐れがある。
問題が起きたとされるのは、イーサリアムのレイヤー2であるベースに配備されたSANDスマートコントラクトだ。ザ・サンドボックスは取引コストを抑え、アクセス性を高めるため、SANDの展開先をイーサリアムやポリゴンに加え、ベースやBNBチェーンにも広げてきた。
ただ、正確な発行規模や攻撃の原因は確定していない。新たに発行された物量が実際に売却されたかどうかや、他のネットワークに移動できるかどうかも確認されていない。異常な動きは現時点でベース上でのみ報告されている。
SAND相場への目立った影響もまだ出ていない。8月21日のバイナンスのテザー建て市場では、SANDは前日比13%高の0.051ドル(約8.1円)台で取引されている。異常発行分の移動経路が確認されておらず、ベース基盤の市場流動性が全体売買高に占める比率も小さいためだ。
cow5361@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。