概要
- 米財務省は国債の買い戻し規模を最低2倍以上に拡大すると明らかにした。
- 今回の措置は、長期国債市場に直接流動性を供給し、金融環境を緩和する効果があると分析した。
- 財務省の国債買い入れは、ビットコインの上昇モメンタムに追加のファンダメンタルズ要因として作用し得ると付け加えた。
期間別予測トレンドレポート



米財務省が国債の買い戻し(バイバック)規模を大幅に増やす。ビットコイン(BTC)などリスク資産の追い風になる可能性がある。
ブルームバーグによると、米財務省は8月19日の声明で「10年債から30年債まで幅広い長期国債の流動性を支えるため、バイバックの規模を最低2倍以上に拡大する」と明らかにした。
バイバックは、過去に発行され市場で流通している米国債を、財務省が償還前に買い入れて消却する仕組みだ。市場の流動性を改善し、債務を前倒しで返済するための負債管理手段にあたる。
この発表を受け、30年物米国債は急騰した。利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)近く低下し、5.19%を付けた。一般に債券価格と利回りは逆方向に動く。
スコット・ベッセント米財務長官は2025年、国債市場の安定化に向け、バイバックを含む財務省の政策手段を活用し得ると述べていた。
財務省による国債バイバック拡大が、ビットコイン相場を押し上げる要因になり得るとの分析もある。スポットオンチェーンは「今回の措置は長期国債市場に直接流動性を供給し、金融環境を緩和する効果がある」と指摘した。加えて「財務省の介入がある局面では、ビットコインなどリスク資産が上昇しやすい傾向がある」と分析した。
そのうえで、財務省の国債買い入れは「すでに形成されつつあるビットコインの上昇モメンタムに、追加のファンダメンタルズ要因として作用し得る」と付け加えた。
gilson@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。