ウォン相場、1カ月半で161ウォン急落 11カ月ぶり1300ウォン台
期間別予測トレンドレポート


8月の法人税中間納付期限を前に
輸出企業のドル売り観測広がる

ウォン相場が対ドルで11カ月ぶりに1300ウォン台へ下落した。8月の法人税中間納付期限が迫るなか、輸出企業のドル売りが一段と増えるとの見方が相場を押し下げた。
8月19日のソウル外国為替市場で、ウォン相場は午後3時30分時点で前日比14.1ウォン下落の1ドル=1397.7ウォンを付けた。2025年9月24日(1397.5ウォン)以来の低水準。1ドル=1400ウォンを割り込んだのは2025年10月2日(1399.5ウォン)以来初めてだ。7月1日に付けた高値の1559.2ウォンと比べると、この1カ月半で161.5ウォン急落した。
この日の相場下落は、輸出企業のドル売りが継続しているうえ、8月の法人税中間納付期限を前に追加のドル売りが出るとの観測が市場に広がったためだ。
韓国投資証券は、2026年8月の法人税中間納付額が46兆1000億ウォン(約5兆2000億円)に達すると推計した。2025年8月の納付額15兆9000億ウォン(約1兆8000億円)に比べると、約30兆ウォン(約3兆4000億円)多い。企業は税金をウォンで納めるため、保有するドルをウォンに換える必要がある。

サムスン電子とSKハイニックスが近く大規模な株主還元策を打ち出すとの期待も相場材料になった。SKハイニックスはこの日、日中取引終了後に40兆ウォン(約4兆5000億円)規模の自社株買い計画を公表した。その後、ウォン相場は1393ウォン台まで下げた。
iM証券のパク・サンヒョン研究員は「半導体企業を中心に貿易黒字が急増し、売るドルが積み上がっているとの認識が広がった」と指摘した。
外国人のドル売りも続いた。外国人投資家はこの日、韓国株式市場で3兆8000億ウォン(約4290億円)超を純売り越したが、外国為替市場ではむしろドルを売ったとされる。銀行の外国為替ディーラーは「午前から外国人のカストディー売り、つまりドル売りが続いた」と説明した。2営業日前に買い付けた韓国株の決済に向け、ドルを売ってウォンを買ったという。さらに「この日、相場が1405ウォンを下回ると、買っていたドルを損切りする売りまで出た」と付け加えた。
韓国投資証券のムン・ダウン研究委員は、年末のウォン相場について「1350ウォン台まで下がる可能性もある」との見通しを示した。
シム・ソンミ 韓国経済新聞記者 smshim@hankyung.com
Korea Economic Daily
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