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官僚主義に沈むグーグル、AI人材が流出

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Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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硬直した組織文化がAI事業の足かせになっている。グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)も指揮の一線から退く。

写真:Shutterstock
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「コードを1行修正するにも、リスク防止のプロセスを整えなければならない。無数の手続きの中で、社員は皆『迷路に閉じ込められたネズミ』になった」

グーグルを去った元主席エンジニアのプラビン・セシャドリ氏はこう振り返った。3年前、官僚化した社内を皮肉った発言だが、いまも状況は変わっていないという。

ラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が1998年にガレージで創業したグーグルは、いまや巨大テック企業の筆頭格になった。子会社は68社、役員は754人、従業員は20万人に達する。巨大化した組織から、人工知能(AI)の中核人材が相次ぎ流出している。

強化学習研究を率いたデイビッド・シルバー氏が2025年末にグーグル・ディープマインドを退社したのを皮切りに、ディープマインドの推論チームを率いたデニー・ジョウ氏、ジェミナイの共同テックリードを務めたノーム・シャジア氏らも会社を去った。さらに、ノーベル化学賞を受けたディープマインド副社長のジョン・ジャンパー氏と、「天才開発者」として知られる主席科学者のジェフ・ディーン氏も8月6日に退社した。8月7日にはハサビス氏がAIの指揮権を手放し、会長職に退く。AI事業の採算性の低さが背景にある。

グーグルは検索を起点に、自社半導体、クラウド、動画、AIモデルへと事業領域を広げてきた。これまでに264社を買収した。垂直統合を進めて成長の原動力を確保する狙いだったが、組織が肥大化するにつれ、各事業部は協業より競争と反目に傾いた。例えば、ジェミナイを開発するディープマインドでは、自社半導体のテンソル処理装置(TPU)が外部販売向けにより多く配分されているとして不満が漏れている。

こうした官僚主義は組織の硬直性を強め、研究環境を損なう。元グーグル・ディープマインド副社長のオリオル・ビニャルス氏は8月5日、「大規模組織で急進的な変化を実現するには、かなりの慣性を乗り越えなければならない」と指摘した。

AI人材の流出は、グーグルの次の成長源であるAI事業にも打撃を与えている。6月に投入予定だったジェミナイ3.5は、なお公開されていない。その間にもオープンAIとアンソロピックは、1週間ごとに改良版の新モデルを投入している。親会社アルファベットの株価は、ディーン氏の退社後、2日連続で5%下落した。

シリコンバレー=キム・インヨプ特派員 inside@hankyung.com

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