ディナリ、米適格投資家にトークン化株724銘柄を開放 USDCでS&P500売買
期間別予測トレンドレポート



トークン化株式プラットフォームのディナリ(Dinari)が、米国の投資家向けにブロックチェーン基盤の米国株サービスを正式に始めた。
暗号資産専門メディアのコインデスクが8月4日に報じた。ディナリは同日、S&P500全銘柄を含む724銘柄のトークン化株式を米国の適格投資家に開放した。投資家はサークル(Circle)のステーブルコインUSDCを使い、自己管理型ウォレットから株式トークンを直接売買できる。
株式トークンはイーサリアム(ETH)、アービトラム、ベース、アバランチ(AVAX)の各チェーンで取引できる。ソラナ(SOL)とセイ(SEI)への対応も近く追加する予定だ。サービスは、ディナリが規制登録したブローカーディーラー兼移転代理人のインフラを通じて運営する。パートナーにはサークルのほか、ストライプ傘下のプライビー(Privy)、パラ(Para)、モナコ(Monaco)などが参加した。
ディナリのトークン化株式「dShares」は、規制対象のカストディアンが保有する現物株と1対1で連動する。配当や議決権、コーポレートアクションなど株主の権利を維持したまま、投資家が自己管理型ウォレットで資産を直接管理できる仕組みだ。配当はUSDCで支払われる。
トークン化株式市場では複数のモデルが競っている。ロビンフッドとクラーケン親会社のペイワードは、オフショアの仕組みを活用して米国外でトークン化株式サービスを展開している。オンド・ファイナンス(ONDO)は7月、ブラックロックのiシェアーズ・コアS&P500 ETF(IVV)とマイクロン株を裏付け資産とする米証券取引委員会(SEC)整合の枠組みを公表したが、米国の投資家にはまだ提供していない。シティグループは、トークン化証券市場が2030年までに5兆5000億ドル(約864兆円)規模に成長しうると見込んでいる。
ディナリはすでに85カ国超でdSharesを流通させており、今回の投入で米国市場にもサービスを広げた。