申鉉松氏「半導体好況続く、韓国株の下押し圧力は限定的」
概要
- 申鉉松総裁は、半導体市況の好調が当面続き、韓国の株価下落圧力を抑えるとの見通しを示した。
- 韓国株は、AI投資の減速懸念、外国人の大規模な売り越し、レバレッジ投資の急増を受け、大幅な調整局面にあると分析した。
- 同氏は、AIの拡大、世界の半導体景気の拡大基調、半導体企業の大規模な営業利益見通しといった良好なファンダメンタルズが、韓国株の下押し圧力を抑えると診断した。
期間別予測トレンドレポート


韓国銀行、国会財政経済委に業務報告

申鉉松・韓国銀行総裁は7月29日、半導体市況の好調が当面続き、韓国株の下押し圧力を抑えるとの見通しを示した。最近の株式相場急落の背景とされる「人工知能(AI)バブル論」や「半導体の高値警戒感」を打ち消した格好だ。
申総裁は国会財政経済委員会への業務報告資料で、韓国株について「最近はAI投資の減速懸念や外国人投資家の大規模な売り越しで大幅な調整を受けている」と分析した。特に5月以降は、外国人の大規模な売り越しとレバレッジ投資の急増を受け、株価が大きく上下する展開を繰り返していると指摘した。
AI関連の一部業種に国内の投資需要が偏っているため、米大型ハイテク企業の投資や資金調達を巡る問題、主要国の金利上昇といった論点が浮上するたびに、株価の変動性が高まっているとも説明した。今後の株式市場は、AI産業の先行きや主要国の金融政策の変化、世界の資金フローなど対外的な不確実性に敏感に反応するとの見方を示した。
一方で申総裁は、半導体の供給不足を背景とした業況の好調が当面続き、韓国株式市場を支えると診断した。AIの拡大で演算需要は増えており、主要ビッグテックによる主導権確保に向けた投資も続いている。その半面、製造工程の難度が高く、半導体の供給拡大には制約がかかると語った。
さらに、AIの活用分野がエージェンティックAIやフィジカルAIへ広がり、関連インフラ投資も増えているため、世界の半導体景気は相当期間にわたって拡大基調を保つと強調した。半導体企業の大規模な営業利益見通しなど良好なファンダメンタルズが、韓国株の下押し圧力を限定するとの認識も示した。
シム・ソンミ韓国経済新聞記者 smshim@hankyung.com
Korea Economic Daily
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