IMF、ブラジルの暗号資産越境資金移動が従来の資本移動を上回る
期間別予測トレンドレポート



ブラジルでは、暗号資産を使った越境資金移動が従来の資本移動の規模を上回った。ステーブルコインが企業や個人の海外向け資金移動の手段として急速に定着したことが背景にある。
暗号資産専門メディアのオデイリーが7月28日に伝えたところによると、国際通貨基金(IMF)は7月に公表したブラジル金融システム安定性評価報告書で、同国の暗号資産ベースの越境資金移動が2017年以降、着実に増えてきたと明らかにした。
IMFは、こうした資金移動の大半がステーブルコインによるものだと分析した。企業や個人投資家が、取引効率や税制面などを理由にステーブルコインを活用しているためだという。
ステーブルコインの資金移動は、S&P500種株価指数や恐怖指数として知られるVIX指数、ビットコイン(BTC)価格だけでなく、為替相場や金利、政策の不確実性、税制変更の影響も受けることが分かった。
あわせてIMFは、ブラジル中央銀行が暗号資産事業者(VASP)への規制に着手した一方、顧客の法的保護や受託資産の分別管理はなお不十分だと指摘した。マネーロンダリング防止とテロ資金供与対策の面でも、取引当事者の情報を共有する「トラベルルール」など国際基準を全面的に導入する必要があると強調した。
minriver@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。