テザー、アルゼンチンのウアラに2000万ドル出資 中南米開拓を加速
期間別予測トレンドレポート



ドル建てステーブルコイン「USDT」を発行するテザー(Tether)が、アルゼンチンのデジタル銀行ウアラ(Ualá)に2000万ドルを出資した。
ブルームバーグが7月15日に報じた。今回の出資は、ウアラが3月に公表した1億9700万ドルの資金調達ラウンドの一環という。ウアラは調達資金を活用し、アルゼンチン、メキシコ、コロンビアなど既存の事業地域で成長を加速させる計画だ。
テザーは財務投資家(FI)として出資したもようだ。ウアラのピエルパオロ・バルビエリ最高経営責任者(CEO)はブルームバーグに対し、アルゼンチンとメキシコの規制を踏まえ、現時点でテザーをウアラに統合する計画はないと語った。あわせて、テザーは純粋な財務投資家として今回の投資に参加したと説明した。
今回の投資は、テザーによる中南米市場開拓の一環とみられる。テザーは4月、アルゼンチンの暗号資産プラットフォーム、ベロ(Belo)のシリーズA投資ラウンドを主導した。7月上旬には、ブラジルの暗号資産取引所メルカド・ビットコイン(Mercado Bitcoin)に1800万ドルを投じた。ブルームバーグによると、テザーは暗号資産分野にとどまらず、2025年には南米の農業会社アデコアグロ(Adecoagro)の経営権を取得するなど、投資先を広げている。
テザーのパオロ・アルドイノCEOは、ウアラの成長は中南米で利用しやすく効率的な金融サービスへの需要が高いことを示していると指摘した。そのうえで、金融イノベーションを支える企業への投資を継続する考えを示した。
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