米DTCC、7月15日にブロックチェーン基盤のリアルタイム株式決済を実演
期間別予測トレンドレポート



米証券決済大手デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング(DTCC)が、ブロックチェーン基盤を使ったリアルタイムの株式取引決済手続きを実演する。伝統金融の清算・決済・記録業務をオンチェーン基盤に移せるかを検証する事例として注目される。
暗号資産メディアのブロックビッツは7月13日、DTCCが7月15日にブロックチェーン技術を活用したリアルタイムの株式取引処理手続きを披露する予定だと報じた。
市場では、この技術がウォール街の株式取引後に行う清算、決済、取引記録の手続きを簡素化し、資本市場の運営効率を高める可能性があるとみる。株式売買の成立後、実際に資金と株式が受け渡され記録される過程を、より迅速かつ透明に処理できるという。
もっとも、今回の実演は米株式市場を全面的にブロックチェーンへ移す段階というより、検証の色合いが濃い。DTCCは米国最大級の証券清算機関の一つで、関連技術を数年にわたり研究開発してきた。
アナリストは、トークン化証券とオンチェーン決済にはコスト削減と取引効率の改善余地があると分析する。一方で、伝統的な金融インフラをブロックチェーンへ移すには、規制やコンプライアンス、既存システムとの互換性、市場参加者間の調整といった課題が残ると指摘した。
これに先立ち、DTCCでデジタル資産プロダクト部門を統括するジョセフ・スピロ氏は5月のウェビナーで「DTCCは今年、トークン化サービスを立ち上げる計画だ」と述べた。そのうえで、「7月には実際の運用環境で関連する活用事例を実演し、10月には同サービスを正式に開放する予定だ」と明らかにしていた。
minriver@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。