ビットコイン建玉、24時間で12%減 リスク回避の動き
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)相場が軟調に推移するなか、デリバティブ市場では新規のショートポジションが積み上がるのではなく、レバレッジの縮小が進んでいるとの見方が出ている。
オンチェーンアナリストのアクセル・アドラー・ジュニア氏は7月13日付のニュースレターで、「ビットコインの建玉は24時間で12%減少し、圧力指数は30日平均を下回った」と述べた。足元の動きについては「新規ショートではなく、デレバレッジだ」と分析した。
同氏によると、ビットコインは直近24時間で1.9%下落し、6万2800ドル近辺で取引されている。ただ、より重要な変化は現物価格よりもデリバティブ市場で起きているという。
アドラー氏によれば、ビットコインの無期限先物市場における圧力指数は直近6時間で約11ポイント低下し、46となった。前日は57〜61の範囲で推移していたが、その後は50を下回った。30日平均の約58も下回っている。
同氏は、指標が50を下回ったことは市場全体の買い圧力が弱まったことを示すと指摘した。58を上回る水準に戻ることが、回復の最初の兆候になるとも説明した。
建玉も24時間のうち21時間で減少した。全体の減少率は約12%で、1時間当たりの下げ幅は1.7%と1.4%がそれぞれ最大だった。
アドラー氏は、現在のビットコイン相場について、価格下落に伴ってポジションが清算されるか閉じられ、レバレッジが縮小する局面にあると診断した。価格が下がる局面で建玉が増えていれば新規ショートの流入と解釈できるが、今回はそうした動きではないとしている。
同氏は「現在の動きは、構造的な崩壊や新規ショートの波というより、デレバレッジと需要鈍化に近い」と述べた。市場の局面は中立ながら、リスク回避に傾いていると付け加えた。