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SKハイニックス、ナスダック上場へ 最大37兆ウォン調達

出典
Korea Economic Daily

概要

  • SKハイニックスが米国のナスダック市場にADRを上場し、最大37兆ウォン(約4兆円)を調達する。
  • 調達資金は、龍仁半導体クラスター、清州アドバンスト・パッケージング・ファブEUV装置など、生産能力拡大と先端パッケージング投資に充てる。
  • 市場では、ナスダック上場を通じて世界の投資家へのアクセスを高め、割安評価の是正や世界の資産運用会社・年金基金・パッシブ資金の流入につながる可能性が取り沙汰されている。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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SKハイニックスが米ナスダック市場に米国預託証券(ADR)を上場する。最大37兆ウォン(約4兆円)を調達し、半導体の生産能力拡大を急ぐ。

7月10日の業界関係者の話によると、SKハイニックスのADRは同日、ナスダック市場に正式上場し、取引を始める。これに向けて発行済み株式総数の約2.5%にあたる最大1779万株を新株で発行する。公募による調達額は約37兆ウォン(約4兆円)を見込む。払込日は7月14日だ。

調達資金は生産能力の拡大と先端パッケージング投資に充てる。SKハイニックスは開示資料で、龍仁半導体クラスター第1期ファブや清州P&T7アドバンスト・パッケージング・ファブ、機械装置などの建設・設備投資資金として活用する計画を示した。極端紫外線(EUV)露光装置への投資も予定している。2027年末までに導入するEUV装置には11兆9000億ウォン(約1兆2900億円)を投じる計画だ。

世界のメモリー半導体市場は、ピークアウト懸念があっても成長基調が続くとみられている。調査会社カウンターポイント・リサーチは、2026年4〜6月期の世界メモリー大手3社の平均営業利益率が75〜80%に達すると予測した。供給不足に伴う好況は少なくとも2027年まで続く可能性があると分析した。

競合各社も増産に動いている。マイクロンは最近、日本の広島に14兆ウォン(約1兆5200億円)を投じ、次世代高帯域幅メモリー(HBM)の生産ライン整備に着手した。韓国国内でも湖南圏の半導体クラスター造成など、生産拠点を広げる動きが続いている。

今回のナスダック上場は、資金調達に加えて企業価値を見直す契機になるとの指摘もある。SKハイニックスは高帯域幅メモリー市場で世界首位の地位を確保している。世界のDRAM市場でもマイクロンとの差を維持している。

一方、株価収益率(PER)はマイクロンより20〜40%低い水準にとどまる。SKハイニックスは、ナスダック上場で世界の投資家のアクセスを高めれば、割安評価の是正に役立つとみている。

SKグループの崔泰源会長は2026年初め、ADR上場の推進について「韓国の株主だけでなく、米国や世界の株主にも触れることで、よりグローバルな会社になれるだろう」と述べた。

市場では、ナスダック上場後に世界の資産運用会社や年金基金、パッシブ資金が流入する可能性も取り沙汰されている。SKハイニックスは、新株発行規模が発行済み株式の2.5%水準にとどまるだけに、投資家のアクセス拡大と資金流入の効果が株主価値の希薄化を上回るとみている。市場との対話を続けながら、2026年中に具体的な株主還元策をまとめる計画だ。

イ・ソンニョル 韓経ドットコム記者 yisr0203@hankyung.com

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