SKハイニックスADR上場控え、ウォン相場が1500ウォン下回る
期間別予測トレンドレポート



ウォン相場が約50日ぶりに取引時間中に1ドル=1500ウォンを下回った。7月10日のSKハイニックスの米国預託証券(ADR)上場を前に、ドル資金の流入期待がウォンを押し上げた。
7月8日午後3時30分時点のソウル外国為替市場で、ウォン相場は前営業日比29.7ウォンのウォン高・ドル安となる1ドル=1498.5ウォンを付けた。日中取引ベースで1500ウォンを下回るのは、5月14日の1491.0ウォン以来初めてだ。
7月10日に予定するSKハイニックスのADR上場を前に、ドル資金の流入期待が強まった。最大300億ドルの資金が為替市場に流入すれば、ウォン相場には上昇圧力がかかるとの見方がある。関係者によると、SKハイニックスはADR上場で調達したドル資金を早期にウォンへ両替する計画だ。

この日は市場でロングストップ(ドルの損切り売り)も出たもようだ。ハナ銀行のイ・ユジョン研究員は「ADR上場によるドル資金流入への期待が高まり、これまで続いていたドル買い一辺倒の心理が和らいだ」と語った。そのうえで「為替当局の介入もあったようだ」と付け加えた。7月8日にはク・ユンチョル副首相兼財政経済部長官が市場状況点検会議で、夜間に起こりうる為替市場の変動に備え、24時間のモニタリング体制を大幅に強化すると明らかにした。
韓国株式市場でも、外国人投資家は約9500億ウォン(約1045億円)を純買い越しし、相場を押し下げた。外国人が買い越しに転じるのは6月18日以来、約3週間ぶりだ。
外国為替市場では、SKハイニックスのADR上場をきっかけに、上昇を続けてきたドル高・ウォン安の流れが反転するかどうかに注目が集まっている。iM証券のパク・サンヒョン研究員は「為替相場の最も重要な変数は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策スタンスだ」と指摘した。さらに「物価が安定し、政策金利の引き上げ観測が薄れ始めれば、相場は1400ウォン台半ばまで下がるだろう」との見通しを示した。
シム・ソンミ記者 smshim@hankyung.com
Korea Economic Daily
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