韓国ウォン、17年ぶり安値圏 対ドルで1555ウォン迫る
期間別予測トレンドレポート


年間輸出額が1兆ドルの大台を視野に入れた7月1日、韓国ウォンは17年ぶりの安値圏に下落した。巨額の貿易黒字を打ち消す外国人投資家の韓国株売りと、円安の進行がウォン相場を押し下げている。

7月1日のソウル外国為替市場で、対ドルのウォン相場は前日比5.5ウォン安の1ドル=1554.9ウォンで日中取引を終えた。世界金融危機時の2009年3月5日に付けた1568ウォン以来のウォン安・ドル高水準となった。
終値ベースでも、6月15日以降32営業日連続で1500ウォンを上回った。7月1日は前日比0.4ウォン安の1549.8ウォンで始まり、午前を通じて上げ幅を広げた。午前10時18分ごろには1559.2ウォンまで下落し、1560ウォン台に迫る場面もあった。

上半期末を控えて活発だった外国人投資家の韓国株リバランス(持ち高調整)は、7月に入れば一服するとの見方が前日まで多かった。だが7月1日も、外国人は韓国の有価証券市場で2兆3000億ウォン(約2530億円)を売り越した。9営業日連続の純売り越しとなる。
ウォンと連動しやすい円相場が急速な下落を続けていることも、対ドルのウォン安を促している。高市早苗氏は7月1日、日本政府が2027年度予算案でも積極財政を続ける方針を正式に示した。これを受け、日中取引の円相場は一時1ドル=162.8円まで下落した。
市場では、対ドルのウォン相場が1600ウォンを超える可能性も意識されている。韓国の外為当局は積極的な市場介入よりも、上昇幅を抑える微調整を重視している。外国人のドル買い需要が控えるなかで拙速に介入すれば、外貨準備を減らすだけでなく、外国人により安い水準でドルを買う機会を与えかねないためだ。
韓国投資証券のムン・ダウン研究員は「相場が前回高値の1ドル=1560ウォンを上抜ければ、目立った抵抗線はない。1600ウォンまで上昇する可能性もある」と指摘した。
シム・ソンミ記者
Korea Economic Daily
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