JPモルガン「暗号資産規制はイノベーションより保護措置を優先すべきだ」
概要
- JPモルガンは暗号資産規制の枠組みを支持し、業界の成長よりリスク管理と消費者保護を優先すべきだと明らかにした。
- ウマル・ファルーク氏は、クラリティ法(Clarity Act)が新たな規制の空白ではなく既存の空白を解消すれば、既存の銀行業界の成熟を促しうると説明した。
- 同氏は、証券と同じ性格を持つ暗号資産や分散型プラットフォームにも、既存の証券法と市場の健全性・開示・投資家保護に関する規制を適用すべきだと述べた。
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JPモルガンは米国の暗号資産規制の枠組みを支持する一方、業界の成長よりもリスク管理と消費者保護を優先すべきだと強調した。
コインデスクが6月29日に報じた。JPモルガン・ペイメンツのグローバル共同責任者を務めるウマル・ファルーク氏はブログで、審議中のクラリティ法(Clarity Act)について「新たな規制の空白を生むのではなく、既存の空白を解消するのであれば、既存の銀行業界の成熟を促しうる」との見解を示した。
同氏は、暗号資産が既存の金融に適用される安全装置を迂回してはならないと指摘した。適切な監督を欠いたイノベーションは、消費者と金融システム全体に新たなリスクをもたらしかねないとも警鐘を鳴らした。
ファルーク氏は、トークン化とプログラマブルマネーが決済の速度を高め、国境をまたぐ資金移動を改善しうると評価した。ただ、こうした利点は、規制の明確化と強固な消費者保護の仕組みが整って初めて実現できると説明した。
さらに、証券と同じ性格を持つ暗号資産は、ブロックチェーン上で発行されたとしても既存の証券法を適用すべきだと訴えた。取引所や仲介業者の役割を果たす分散型プラットフォームについても、市場の健全性や開示、投資家保護の面で既存の金融機関と同じ規制を課すべきだと付け加えた。

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