スタークネット共同創業者「暗号資産業界は史上最悪の不況下にある」
概要
- スタークネット共同創業者のエリ・ベン=サソン氏は、現在の暗号資産(仮想通貨)業界が歴史上最も深刻な不況局面に入り、資金逼迫も深まっていると指摘した。
- 同氏は、スタートアップの廃業や予算削減、資金不足による破綻や事業中断が相次いでいるとし、これは市場の再調整が必要な局面だと説明した。
- 最近は伝統的な金融機関の暗号資産市場への関心低下や大規模な資本流出が起きているが、これを業界の本質を見直す契機となる自然な産業再編の過程とみる向きもある。
期間別予測トレンドレポート


スタークネット(Starknet)の共同創業者エリ・ベン=サソン氏は、暗号資産業界が歴史上最も深刻な不況局面に入っているとの認識を示した。
暗号資産専門メディアのユートゥデイが6月17日に伝えた。同氏は、スタートアップの廃業や予算削減の事例がこれまでの記録を相次いで更新しており、業界全体の資金逼迫も深まっていると語った。
一方で、足元の危機は長期的には市場にプラスに働く可能性があるとみている。
ベン=サソン氏は、過去の弱気相場では競争力に乏しいプロジェクトでも長期間生き残れたが、現在は多くのスタートアップが資金不足で破綻したり、事業を中断したりしていると説明した。そのうえで、市場の再調整が必要な局面だと指摘した。
さらに、最近は伝統的な金融機関の暗号資産市場への関心が薄れていると分析した。ただ、これを否定的にばかり捉えているわけではないとも付け加えた。
同氏は、暗号資産は既存の銀行システムを置き換えるために生まれたのではなく、金融イノベーションの自由を広げるために誕生したと強調した。大規模な資本流出も、業界の本質を見つめ直す契機になり得るという。
ベン=サソン氏はこれまでも、暗号資産業界が深刻なアイデンティティー危機に直面していると指摘していた。
足元の市場では投資の減少やプロジェクトの再編が続いている。一部では、過度な投機や非効率が整理される自然な産業再編の過程と受け止める見方もある。


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