イラン外相「ホルムズ海峡は引き続きイランの影響圏、戦前体制に戻らず」
概要
- アッバス・アラグチ・イラン外相は、ホルムズ海峡に対するイランの影響力は維持されると明らかにした。
- 米政府は、合意案にホルムズ海峡の再開放と対イラン封鎖の解除、イラン核計画の解体が盛り込まれていると説明した。
- 市場では、米イラン交渉は進展したものの、ホルムズ海峡の統制方式と地域の安全保障構造を巡る認識の差は残っているとみられている。
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アッバス・アラグチ(Abbas Araqchi)イラン外相は、米国との合意観測が浮上するなかでも、ホルムズ海峡に対するイランの影響力は維持されるとの認識を示した。
6月12日、ウォルター・ブルームバーグによると、アラグチ外相は「われわれの剣は常にホルムズ海峡の上にかかっている」と語った。
そのうえで「ホルムズ海峡の管理体制は戦争前の時代には戻らない」と強調した。
この発言は、米政府が進める対イラン合意案にホルムズ海峡の再開放が盛り込まれていると明らかにした直後に出た。
これに先立ち、米政府高官は、米国とイランが数日以内に合意文書に署名することに期待を示し、合意案にはホルムズ海峡の再開放に加え、対イラン封鎖の解除やイラン核計画の解体が含まれると説明していた。
一方、イランは海峡再開放の可能性を残しつつ、今後の管理体制と安全保障秩序は従来と異なるとの立場をにじませた。
市場では、米イラン交渉が相当程度進展したと受け止められている。ただ、ホルムズ海峡の統制方式と地域の安全保障構造を巡っては、なお双方の認識の隔たりが残っている。


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