ブラックロックとフィデリティ、米ビットコイン現物ETF資金の大半吸収
概要
- 米国のビットコイン(BTC)現物ETF市場では、資金がブラックロックのIBITとフィデリティのFBTCに集中し、勝者総取り型の構図へ変わりつつあると分析した。
- 2026年1月14日と4月17日には、IBITとFBTCがそれぞれ純流入額全体の大半と約3分の2を吸収し、中小ETFの立場が縮小していると伝えた。
- sFOXは、BTC現物ETFの資金流出とBTC価格の下落が続くなかでも、意味のある現物需要の回復は確認されておらず、機関投資家も慎重な姿勢を維持していると診断した。
期間別予測トレンドレポート


米国のビットコイン(BTC)現物上場投資信託(ETF)市場で、ブラックロック(BlackRock)とフィデリティ(Fidelity)への資金集中が鮮明になっている。大手運用会社への偏りが強まり、中小ETFの存在感は薄れている。
コインデスクが6月10日に報じたところによると、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)とフィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)は、2026年に入ってから機関投資家の新規資金の大半を吸収している。
1月14日のBTC現物ETF市場には計8億4060万ドルが純流入した。このうちIBITは6億4840万ドル、FBTCは1億2540万ドルで、合計で流入額全体の9割超を占めた。
4月17日には計6億6390万ドルが純流入し、IBITは2億8400万ドル、FBTCは1億6340万ドルをそれぞれ記録した。両ETFで流入資金の約3分の2を取り込んだ。
コインデスクは、BTC現物ETF市場が多数の運用会社による競争型の構図から、規模や流動性、販売網を備えた少数の大手事業者が資金の大半を握る勝者総取り型へ変わりつつあると分析した。
一方、デジタル資産のプライムブローカレッジを手掛けるsFOXのダイアナ・ピレス最高事業責任者(CBO)は、最近のBTC価格下落後に一部の買いが入ったものの、意味のある現物需要の回復はなお確認できていないと指摘した。
そのうえで、BTC現物ETFからの資金流出が続いており、機関投資家も慎重な姿勢を保っていると語った。
市場では、今後の現物ETFの資金フローがBTC相場の方向性と機関投資家の投資心理を見極める重要指標になるとみられている。


reporter1@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。

