マスターカード、AIエージェント向け決済網を開始 リップルXやコインベースと協業
概要
- マスターカードは、AIエージェント間の超高速少額決済を支える新たな決済網AP4Mを開始すると発表した。
- 初期導入・支援先には、コインベース、リップルX、ポリゴン、アバラボなど30社超の暗号資産関連企業が含まれた。
- AP4Mはカード、ステーブルコインなど複数の決済手段に対応し、認証情報や決済統制の機能も提供して、AIベースの自動決済インフラ導入を支援する。
期間別予測トレンドレポート



グローバル決済大手のマスターカード(Mastercard)は、人工知能(AI)エージェント同士の自動決済を支援する新サービスを始める。
マスターカードは6月10日、新たなAIエージェント決済網「エージェント・ペイ・フォー・マシーンズ(Agent Pay for Machines、AP4M)」を開始すると発表した。自社のグローバル決済ネットワーク上で、AIエージェントによる超高速の少額決済に必要な認可、調整、決済処理を支えるのが中核機能となる。
初期導入・支援先には、コインベース(Coinbase)、リップルX(RippleX)、ポリゴン(Polygon)、ムーンペイ(MoonPay)、OKX、テンポ(Tempo)、ストライプ(Stripe)、アバラボ(Ava Labs)など30社超の暗号資産関連企業が入った。マスターカードは協業先とともに、新サービスの実利用事例を検証する。AIベースの決済インフラの導入を業界全体で早めるためのエコシステム構築を目指す。
AP4Mの柱となる機能は、高頻度、低遅延、極小額の決済だ。既存のオフライン決済と異なり、システム間の取引がバックグラウンドで常時実行される構造を採る。
マスターカードは、AP4Mがカードやステーブルコインなど複数の決済手段に対応すると説明した。企業がAIベースの自動決済を安定的に導入できるよう、認証情報や決済統制の機能も備えた。
ヨルン・ランバート最高製品責任者(CPO)は「AI決済は、これまでとは異なる規模の超高速・超少額取引を可能にする」と述べた。そのうえで「AP4MはAIビジネスモデルの爆発的な成長を促すだろう」と強調した。

gilson@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。

