「借金で株を買った」 KOSPI8000割れでも信用買い拡大、5営業日で1兆7000億ウォン増
概要
- KOSPI指数が 8000 を下回ったにもかかわらず、銀行の マイナス通帳融資 と証券会社の 信用融資 が1兆7000億ウォン(約1870億円)以上増えた。
- 調整局面でKOSPIが8639.41から7484.41まで下げる間、マイナス通帳融資残高 は2営業日で6086億ウォン(約670億円)増えた。
- 株式市場急落後の 短期反発 を見込んだ投資家が銀行と証券会社を通じて 借金投資 を拡大しており、米国の政策金利引き上げの可能性 が韓国株式市場の重荷になりうると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


KOSPIが8000を下回った後も、銀行のマイナス通帳融資と証券会社の信用融資は増えた。6月に入って1週間でマイナス通帳融資は1兆4000億ウォン(約1540億円)超、信用融資は3000億ウォン(約330億円)超それぞれ増加した。株価急落後の短期反発を見込んだ投資家が、借り入れを使った株式投資を増やしているようだ。

6月10日の金融業界によると、KB国民、新韓、ハナ、ウリ、NH農協の韓国5大市中銀行のマイナス通帳融資残高は、5月末の41兆5324億ウォン(約4兆5700億円)から6月8日に42兆9516億ウォン(約4兆7200億円)に増えた。営業日ベースで5日間に1兆4192億ウォン(約1560億円)増加した。
相場が調整局面に入った後も、マイナス通帳融資は膨らんだ。KOSPIが終値ベースで8639.41だった6月4日の残高は42兆3430億ウォン(約4兆6600億円)だったが、指数が7484.41まで下げた6月8日には42兆9516億ウォン(約4兆7200億円)となった。2営業日で6086億ウォン(約670億円)増えた計算だ。
同じ期間に証券会社の信用融資も急増した。韓国金融投資協会によると、有価証券市場の信用融資残高は5月末の28兆245億ウォン(約3兆800億円)から6月8日に28兆3264億ウォン(約3兆1100億円)となり、3019億ウォン(約330億円)増えた。市場関係者は、急落後の反発を見込んだ投資家が銀行や証券会社を通じて借り入れで株式を買ったとみる。
今年に入り、株式市場が調整するたびに借金投資は大きく増えている。象徴的だったのは、イラン発の中東戦争が起きた2月末だ。KOSPIは2月27日に6244.13で引けた後、中東戦争勃発の悪材料を受けて3月5日に5583.90まで下げた。ただ、この間も5大市中銀行のマイナス通帳残高は39兆4249億ウォン(約4兆3400億円)から40兆7227億ウォン(約4兆4800億円)へ増え、1兆ウォン(約1100億円)超膨らんだ。
KOSPIは5月15日に取引時間中として初めて8000を上回り、6月2日には終値で8801.49と過去最高を更新した。その後は金利上昇や半導体株安を受け、6月10日の終値は7730.82まで下げた。直近高値に比べると12%超安い。証券業界では、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの可能性が現実味を帯びれば、上昇基調を続けてきた韓国株式市場も打撃を受けるとみている。
ペ・テウン 韓国経済新聞記者 btu104@hankyung.com

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