イラン最高指導者顧問「米・イラン協議は膠着、凍結資産解除が核心争点」
概要
- イラン最高指導者の顧問は、米国とイランの協議が 凍結資産解除 を巡って膠着状態に陥っていると明らかにした。
- イランは暫定合意の締結時に、120億ドル規模の凍結資産解除 を直ちに実施し、その後さらに 120億ドルの解除 を求めていると説明した。
- イランは凍結資産の解除を両国間の 信頼醸成措置 と位置づけ、受け入れられれば両国関係に 「新たな章」 が開かれ得ると主張した。
期間別予測トレンドレポート


米国とイランの協議が、イランの凍結資産解除を巡る隔たりから膠着状態に陥っている。イラン最高指導者の顧問が明らかにした。市場では、協議が妥結するかどうかと、中東の緊張緩和につながるかに関心が集まっている。
イラン最高指導者の顧問はCNNのインタビューで6月5日、「協議は膠着状態に陥っており、これを打開する責任はドナルド・トランプ米大統領にある」と語った。「ボールはトランプ氏側にある」とも強調した。
同顧問は、イランが米国との暫定合意締結と同時に、凍結資産120億ドルの即時解除を求めていると説明した。次の段階では、追加で120億ドルを解除する案も提示したという。
これに対し、米国側は交渉の初期段階で大規模な資産解除に応じれば、主要な交渉カードを失いかねないと懸念している。
イラン側は、凍結資産の解除を両国間の信頼醸成措置と位置づける。トランプ政権がこれを受け入れれば、両国関係に「新たな章」が開かれ得ると主張した。
一方、同顧問は、米国が軍事行動を再開した場合、イランはホルムズ海峡を超え、インド洋やバブ・エル・マンデブ海峡、紅海、地中海にまで衝突の範囲を広げる可能性があると警告した。ただ、「実際に戦争が起きる可能性は低い」と付け加えた。
トランプ大統領とイラン最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師の会談の可能性については、「そのようなことはない」と否定した。協議はなお初期段階にあり、交渉を停滞させたのはトランプ氏側だとの認識も示した。
トランプ大統領はこのところ、イランとの協議は継続しており、合意締結が近いと繰り返し言及してきた。ただ、両国は凍結資産の解除と制裁緩和の範囲を巡り、なお大きな隔たりを抱えている。


reporter1@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。

