チャールズ・シュワブ「BTC軟調の主因はセイラーの売却でなくモメンタム鈍化」
期間別予測トレンドレポート


米金融大手チャールズ・シュワブ(Charles Schwab)は、足元のビットコイン(BTC)相場が軟調な主因について、マイケル・セイラー(Michael Saylor)による売却ではなく、市場の上昇モメンタムの鈍化だと分析した。暗号資産市場では、投機資金の流れ先の変化に関心が集まっている。
暗号資産専門メディアのコインデスクが6月3日に伝えた。チャールズ・シュワブのアナリスト、ジム・フェライオリ(Jim Ferraioli)氏は「最近のビットコインの弱さはセイラー氏のせいではなく、上昇モメンタムを失っているためだ」と述べた。
同氏は、ビットコインが2025年10月から軟調な流れをたどり、2026年2月初めに底を付けたと説明した。その後は、ウォール街の大手金融機関による現物ETFの投入を受けて反発したものの、過去の相場循環とは異なり、市場全体を巻き込む広範な投機熱にはつながらなかったと指摘した。
さらに、暗号資産の投資家はファンダメンタルズよりモメンタムを追う傾向があると分析したうえで、足元の市場ではそのモメンタムが失われていると強調した。
過去に暗号資産市場へ流入していた投機資金は、金や人工知能(AI)関連株、新規株式公開(IPO)市場など、別の投資先に向かっているとも付け加えた。
ストラテジー(Strategy)の最近のBTC売却を巡っては、市場への影響は誇張されていると評価した。この取引が相場を動かす核心的な要因とはみていないという。
現在のBTCが直面する最大の課題は、セイラー氏でも規制でもマクロ経済でもなく、市場内の上昇動力の欠如だと訴えた。


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