マウントゴックス関連ウォレットで1万300BTC移動、主要取引所の保有高も増加
概要
- マウントゴックス関連ウォレットから直近数時間で1万300BTCが移動し、潜在的な売り圧力への警戒感が強まっている。
- 同じ時期にバイナンスとビットフィネックスのビットコイン保有高が同時に増え、ビットコイン準備高の増加が確認された。
- 市場では、ビットコインが7万ドル近辺まで下落した軟調局面で、取引所の保有高増加が追加の重荷になり得るとみられている。
期間別予測トレンドレポート



マウントゴックス(Mt. Gox)関連ウォレットで大規模なビットコイン移動が確認された。同じ時期に主要取引所のビットコイン保有高も増えており、市場では潜在的な売り圧力への警戒感が強まっている。
クリプトクアントのクイックテイク寄稿者アムル・タハ氏は6月2日公表のリポートで、マウントゴックス関連ウォレットから直近数時間で1万300BTCが移動したと明らかにした。追跡対象のウォレットクラスター基準では、純流出の変化が大きく表れた事例だという。
タハ氏は、今回の動きについて、2025年3月11日以降で初めて確認されたマウントゴックスのウォレットクラスターにおける主要な純流出急増だと説明した。そのうえで、ウォレットから資金が移動したからといって、直ちに売りが出たことを意味するわけではないと付け加えた。
マウントゴックス関連のビットコイン移動は、過去にも市場の注目を集めてきた。債権者への返済や取引所への入金、流動性の確保につながる可能性があるためだ。
主要取引所のビットコイン保有高の増加も確認された。タハ氏は、バイナンス(Binance)とビットフィネックス(Bitfinex)のビットコイン準備高がそろって増えたと指摘した。バイナンスのビットコイン保有高は6月2日時点で約65万5000BTCに達した。
ビットフィネックスのビットコイン保有高も増加した。リポートによると、同社の保有高は5月18日の約40万6000BTCから6月2日には約41万5000BTCに増えた。増加分は約9000BTCだった。
もっともタハ氏は、マウントゴックスのウォレット移動分がバイナンスやビットフィネックスに直接流入したと断定する必要はないと強調した。取引単位の確認なしに、2つの動きを直接結び付けるべきではないと説明した。
市場関係者は、今回の指標がビットコインの軟調局面で追加の重荷になり得るとみている。ビットコインは足元で7万ドル近辺まで下落し、主要な支持線を試している。取引所の保有高増加は、一般に潜在的な売り圧力の高まりを示すシグナルと受け止められやすい。


