イラン革命防衛隊系工作員、イバンカ氏暗殺計画が発覚
概要
- イラン革命防衛隊系の工作員アルサディ容疑者が、ドナルド・トランプ米大統領の長女 イバンカ・トランプ 氏の暗殺を計画した疑いで起訴された。
- アルサディ容疑者は、2400万ドルのフロリダ州の自宅 の設計図を入手し、Xに「シークレットサービス(SS)でもお前たちを守れない」とする警告文を投稿していた。
- アルサディ容疑者は、オランダ・アムステルダムでのBNYメロンへの火炎瓶投てき、カナダ・トロントの米国領事館への銃撃、ベルギー・リエージュのユダヤ教会堂を狙った爆破テロ など、複数の犯行を計画・主導したとされる。
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ドナルド・トランプ米大統領の長女イバンカ・トランプ氏を狙った、イラン革命防衛隊(IRGC)系工作員による暗殺計画が発覚した。米紙ニューヨーク・ポストが5月22日に報じた。6年前に米軍のドローン空爆で死亡したガセム・ソレイマニ氏への報復が動機という。
ニューヨーク・ポストによると、イラク国籍のモハマド・バケル・サード・ダウド・アルサディ容疑者は5月15日にトルコで拘束され、米国に身柄を引き渡された。米司法省は、米国と欧州各地で計18件のテロと暗殺未遂を企てたとして起訴した。
捜査の結果、アルサディ容疑者はイバンカ氏を殺害し、トランプ家に報復する意向を公然と示していたことが分かった。同容疑者は、イバンカ氏と夫のジャレッド・クシュナー氏が暮らす2400万ドルのフロリダ州の自宅の設計図を入手していた。Xには現地の地図とあわせて、アラビア語で「シークレットサービス(SS)でもお前たちを守れない」「我々の報復は時間の問題だ」と警告する投稿もしていた。
元駐米イラク大使館武官のエンティファド・カンバル氏は、ソレイマニ氏の死後、アルサディ容疑者が「トランプが我々の家を焼いたように、我々もイバンカを殺してトランプの家を焼かなければならない」と吹聴していたと明らかにした。アルサディ容疑者はソレイマニ氏を父親のように慕っていたという。イラクの武装組織カタイブ・ヒズボラとイラン革命防衛隊の双方で活動した中核工作員とされる。宗教旅行会社を装ってイラク政府の公用旅券を取得し、それを使って世界各地のテロ組織と接触していた。
米司法省によると、アルサディ容疑者は3月にオランダ・アムステルダムでのBNYメロンへの火炎瓶投てき、カナダ・トロントの米国領事館への銃撃、ベルギー・リエージュのユダヤ教会堂を狙った爆破テロなど、複数の犯行を計画・主導した。正統派ユダヤ教に改宗したイバンカ氏の宗教的背景も、標的となった主因の一つとされる。
アルサディ容疑者は現在、ニューヨーク・ブルックリンのメトロポリタン拘置所(MDC)で独房に収容されている。ここには米医療企業の最高経営責任者(CEO)殺害犯のルイジ・マンジオーネ受刑者や、ニコラス・マドゥロ前ベネズエラ大統領らも収監されている。ホワイトハウスは今回の暗殺計画について、公式なコメントを出していない。


