「AI相場の最大の変数は金利」 国債売りでウォール街に警鐘
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期間別予測トレンドレポート



世界の投資家はテクノロジー株や人工知能(AI)関連銘柄に積極的に資金を振り向けている。一方で、長期国債利回りの上昇が株式相場の上昇基調を揺さぶりかねないとの警戒が強まっている。
ブルームバーグは5月16日、米欧州、アジアの資産運用会社32社への聞き取りを基に、市場全体の投資家心理はきわめて楽観的だった半面、金利上昇への警戒感も鮮明だったと報じた。
回答者の約80%は、今後3〜6カ月で株式が債券や商品など他の資産クラスを上回る収益率を上げると見込んだ。半数近くは、直近7週間のS&P500種株価指数の過去最高値更新をけん引した大型ハイテク株とAI関連銘柄を最有力の投資先に挙げた。
ただ、聞き取りに応じた投資家の大半は、米30年国債利回りが5%を継続的に上回る局面を株式市場の「危険水域」と捉えている。30年債利回りはすでにこの水準で推移している。
インドスエズ・ウェルスマネジメントのアレクサンドル・ドラボビッツ最高投資責任者(CIO)は「5%を超える長期金利は株式市場にとって極めて危険な水準だ」と指摘した。
市場では、ホルムズ海峡の封鎖長期化に伴う原油高がインフレを刺激し、金利を一段と押し上げる可能性が懸念されている。実際、5月16日の世界の国債市場では売りが広がり、米長期国債利回りは2023年の高値水準まで上昇した。
相場の過熱懸念も強い。今年のS&P500の上昇分の過半はわずか4銘柄が占め、上昇が特定銘柄に集中しているためだ。SOX指数の予想株価収益率(PER)は25倍を上回り、過去10年平均の19倍を大きく上回っている。
ニューヨーク=パク・シンヨン特派員 nyusos@hankyung.com

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