概要
- 米国が ホルムズ海峡 の再開放と終戦提案を拒否し、船舶の通航減少と中東の緊張が続いていると伝えた。
- 米国の 経済封鎖 に加え、イランとイエメンのフーシ派による報復攻撃が続き、中東全域に緊張が広がっているとした。
- ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ大統領がイランの合意履行の可能性に懐疑的で、空爆再開 の可能性も視野に入れていると報じた。
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ドナルド・トランプ米大統領が、イランによるホルムズ海峡の再開放と終戦提案を拒否した。これに対し、イランは交渉を通じた外交的解決を改めて求めた。
9月26日(現地時間)、ロイター通信によると、アッバス・アラグチ外相は同日、ソーシャルメディアへの投稿で、ホルムズ海峡の再開放はイランが提示した条件が満たされて初めて可能になると明らかにした。アラグチ氏は「交渉による解決だけが膠着状態を打開する道だ」として、外交的な解決を強調した。
これに先立ち、イランは前週、米ニューヨークで開かれた国連総会で和平案を公表し、カタールの仲介者を通じて米側に伝えていた。提案には、合意成立後に7日間の準備期間を経てホルムズ海峡を再開放し、域内での交戦を停止する案が盛り込まれた。その後は、双方が同意する議題を軸に追加交渉を進める考えも示していた。
ただ、トランプ大統領は9月26日、ホワイトハウスで記者団に対し、イランの提案を拒否したと明らかにした。イランが戦争で不利な状況に置かれたため、ホルムズ海峡を直ちに開放するための合意を望んでいると主張した。一方、アラグチ外相は、仲介国から米国の正式な拒否の意思は伝えられていないと説明し、最終的な立場を待っていると述べた。
両国は、イランの核開発計画を巡っても隔たりを残している。トランプ大統領はイランの核兵器保有を認めない立場だ。これに対し、イランの高官は、和平案が受け入れられても、ウラン濃縮の権利や高濃縮ウランの海外搬出では譲歩しない考えを示した。マスード・ペゼシュキアン大統領は、核問題を含む交渉に応じる用意はあるが、強圧的な要求は受け入れないと強調した。
2月28日に米国とイスラエルによる対イラン攻撃で始まった戦争は、7カ月にわたって続いている。米国はイランによる船舶攻撃を止めるため経済封鎖を実施しており、ホルムズ海峡を通る船舶の往来は大きく減っている。イランとイエメンのフーシ派による報復攻撃も続き、中東全域に緊張が広がっている。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ大統領がイランの合意履行の可能性に懐疑的で、11月の米中間選挙後の空爆再開も視野に入れていると報じた。ただ、仲介国を通じた交渉は続いており、双方が外交的な突破口を見いだせるかが注目される。