FIU、暗号資産の犯罪資金をオンチェーン追跡へ チェイナリシス導入推進
概要
- 金融情報分析院(FIU)は、犯罪収益の暗号資産への転換と海外移転の過程を追跡できるシステムの構築に乗り出すと明らかにした。
- FIUは、ブロックチェーン分析会社チェイナリシスのオンチェーンデータソリューション導入を進め、19億3000万ウォン(約2億1900万円)規模の予算編成案を国会に報告した。
- 資金洗浄の疑わしい取引を巡るFIUの審査・分析件数は、2023年の2万6692件から2025年の4万4680件に増加した。
期間別予測トレンドレポート



韓国の金融情報分析院(FIU)は、ボイスフィッシングなどの犯罪収益が暗号資産に転換された後、海外取引所や個人の電子ウォレットに移る過程まで追跡できるシステムの構築に乗り出す。
9月21日付のソウル新聞によると、韓国金融委員会傘下のFIUは、ブロックチェーン分析会社チェイナリシス(Chainalysis)のオンチェーンデータソリューションの導入を進めている。金融委はこのため、19億3000万ウォン(約2億1900万円)規模の関連予算を編成する案を国会に報告した。
オンチェーンデータは、ブロックチェーンに記録される取引や資産移動の情報を指す。取引履歴自体は公開されているものの、利用者の実名ではなく複雑な電子ウォレットのアドレスが表示されるため、実際の資金の主体や移動経路の把握には限界がある。
FIUが導入を進めるシステムは、国内外の暗号資産取引所と電子ウォレットの間で行われる資金移動を連携して分析し、犯罪に関連した可能性がある取引の流れを捉えることに主眼を置く。
例えば、ボイスフィッシングで得た犯罪収益を暗号資産に換えた後、韓国内の取引所から海外取引所に送金し、さらに個人のウォレットに移した場合でも、ブロックチェーン上の移動経路を追跡する仕組みだ。
資金洗浄の疑いがある取引を巡るFIUの審査・分析件数も増加している。2023年の2万6692件から2024年は3万3834件に増え、2025年には4万4680件まで拡大した。
shlee@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。