概要
- ビットコインが6万4000ドル台を回復し、主要暗号資産のなかで唯一、意味のある上昇を示した。
- ハイパーリキッド(HYPE)は前日比約1%上昇して59ドルを上回り、この1週間で7.5%高となり、主要アルトコインで最も高い上昇率を記録した。
- アレックス・クプツィケビッチは、ビットコインが6万2000〜6万5000ドルのボックス圏を抜けるまではトレンド転換とみるのは難しく、200週移動平均線を下回って推移しているため、中長期では売りが優勢だと診断した。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)が6万4000ドル(約1020万円)を回復し、主要暗号資産のなかで相対的に強い値動きを示した。
8月18日にコインデスクが報じたところによると、ビットコインは前日比1%超上昇し、6万4000ドル台で取引された。週間でも小幅に上げ、主要暗号資産のなかで唯一、意味のある上昇率を記録した。
一方、イーサリアム(ETH)は0.5%ほど下落し、1900ドル(約30万円)をやや下回った。エックス・アール・ピー(XRP)は1%超下げて1ドル(約160円)を割り込み、この1週間でも2%超下落した。
ドージコイン(DOGE)は約0.5%安の0.07ドル(約11円)だった。バイナンスコイン(BNB)とトロン(TRX)も小幅に下げ、それぞれ600ドル(約9万6000円)台前半と0.33ドル(約53円)前後で推移した。ソラナ(SOL)は76ドル(約1万2100円)をやや下回り、ほぼ横ばいだった。
ハイパーリキッド(HYPE)は相対的に堅調だった。前日比約1%上昇し、59ドル(約9400円)を上回った。週間では7.5%高となり、主要アルトコインのなかで上昇率が最も高かった。
もっとも、ビットコインがトレンド転換に入ったとみるには慎重な見方もある。FxProのアレックス・クプツィケビッチ主任市場アナリストは、ビットコインが先に50日移動平均線の突破を試した後、足元まで4営業日連続で同線を下回っていると分析した。長期でも200週移動平均線を下回っており、中長期ではなお売りが優勢だと指摘した。
同氏は、ビットコインが直近で形成した6万2000〜6万5000ドル(約990万〜1040万円)のボックス圏を抜けるまでは、明確な方向感の変化が生じたとはみなしにくいと語った。
ビットコイン採掘業界では、人工知能(AI)インフラへの事業転換も加速している。マイナー・ウィークリーによると、上場ビットコイン採掘企業の計算能力の合計は直近3四半期で21%減少した。採掘収益性が悪化したうえ、AI業界との資本や電力の確保競争も激しくなった。一部の採掘企業が既存設備をAIインフラ向けに再配置したことが響いた。
暗号資産市場とは対照的に、国際原油相場は中東の地政学リスクが続くなか上昇した。北海ブレント先物は、ドナルド・トランプ米大統領がイランとの合意延長に関心がないと明らかにしたことを受け、0.5%超上昇して1バレル=91ドル(約1万4500円)を上回った。