期間別予測トレンドレポート



ドナルド・トランプ米大統領が、暗号資産と予測市場の業界幹部らとホワイトハウスで会談する予定であることが分かった。
ザ・ブロックが8月15日に報じたところによると、トランプ大統領は8月19日午後2時30分(米東部時間)、ワシントンのホワイトハウス近くにあるアイゼンハワー行政府ビルで、暗号資産・予測市場業界の関係者と会う予定だ。
会談には、米商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長も出席する見通しだ。ブルームバーグによると、米証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長も参加する予定という。
業界からは、コインベース、リップル、チェーンリンク、カルシ、パラダイム、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、デジタル・チェンバーなどの関係者が招かれたと伝わっている。ホワイトハウスのデジタル資産諮問委員会の事務局長を務めるパトリック・ウィット氏も出席対象に含まれる。
今回の会合は、8月20日に開かれるCFTCイノベーション諮問委員会(Innovation Advisory Committee)の初会合を前に設ける事前会合の位置づけだ。同委員会は8月20日午後1時から4時まで初会合を開き、暗号資産規制、人工知能(AI)、予測市場の3分野を重点的に議論する予定だ。
委員会には、ポリマーケットのシェイン・コプラン最高経営責任者(CEO)、カルシのタレク・マンスールCEO、リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOのほか、シカゴ・オプション取引所(Cboe)、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、米預託決済機関(DTCC)、ナスダックなどの関係者35人が参加する。
今回の会談は、米暗号資産市場の市場構造を巡る規制法案「CLARITY Act」の上院審議が遅れている局面で開かれる点でも注目される。共和党のジョン・チューン上院院内総務は最近、法案審議を進めるための討論終結動議の採決を9月15日に設定した。討論終結には上院議員60人の賛成が必要で、可決しても法案そのものの最終成立を意味するわけではない。
予測市場を巡る規制権限も主要な論点だ。CFTCイノベーション諮問委員会は今回の会合で、予測市場の監督を巡る連邦政府と州政府の役割分担に加え、各州で進む訴訟や規制執行について議論する予定だ。
セリグ委員長はこれまで、選挙やスポーツ競技の結果に投資するイベント契約の管轄権はCFTCにあるとの立場を強調してきた。CFTCは、カルシやポリマーケットに対する州政府の規制の動きに対応し、複数の州を相手取った訴訟にも踏み切っている。トランプ大統領も5月、予測市場に対するCFTCの排他的管轄権は「極めて重要だ」として、セリグ委員長を後押しした。
8月19日のホワイトハウス会談では、暗号資産市場構造法案に加え、予測市場の規制権限を巡る連邦政府と州政府の対立も主要議題になる可能性がある。