概要
- マルクス・ティーレン氏は、ビットコインが2030年までに100万ドルへ到達するとの見通しは数学的に不可能だと述べた。
- ビットコインが100万ドルに達するには、現在の水準から約15倍の上昇と、約15兆ドルの追加資金流入が必要だと説明した。
- ティーレン氏は、ビットコイン時価総額の拡大で過去のような上昇率は難しいとし、来年の過去最高値更新は困難との見方を示した。そのうえで、10万ドル到達だけでも相当な成果だと語った。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)が2030年までに100万ドルへ到達するとの見方は、現実的には不可能だとの分析が示された。
コインテレグラフが8月15日に伝えたインタビューで、10xリサーチの調査部門トップ、マルクス・ティーレン氏は「ビットコインが2030年までに100万ドルへ到達するとの予測は、数学的に不可能だ」と語った。
8月15日午後10時40分時点のビットコイン価格は、コインマーケットキャップベースで前日比0.55%高の6万2976ドル(約1000万円)だった。100万ドルまで上昇するには、現在の水準から約15倍の値上がりが必要になる。
ティーレン氏は、そのためには今後4年間で約15兆ドル(約2390兆円)の追加資金流入が必要になると試算した。これは米国株式市場全体の時価総額の約25%に相当する。過去15年間では約1兆ドル(約159兆円)の資金流入で、ビットコインの時価総額は1兆ドル規模まで拡大したという。価格を実質的にさらに押し上げるには、いまや数兆ドル単位の資金が必要になると説明した。
そのうえで、同氏は「われわれが一部の強気論者ほど強気の見通しを示さない理由はここにある」と指摘した。強気派の主張は、必要となる資金規模を踏まえると数学的に非現実的だとした。
ビットコインの時価総額が大きくなるほど、過去のような上昇率を記録するのは難しくなるとの見方も示した。ティーレン氏は、時価総額の拡大に伴って価格を押し上げるのに必要な資金も大幅に増えると分析したうえで、来年に新たな過去最高値を更新する可能性には懐疑的な見方を示した。「ビットコインが再び10万ドル(約1590万円)まで上昇すれば、それだけでも相当な成果だ」と付け加えた。
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