米SEC・CFTC、4億ドル規模の暗号資産ポンジ詐欺でゴライアス・ベンチャーズを提訴
概要
- 米SECとCFTCは、ゴライアス・ベンチャーズと創業者デルガドを、4億ドル規模の暗号資産ポンジ詐欺の疑いで提訴した。
- ゴライアス・ベンチャーズは、未登録証券の募集と流動性プールの手数料収入をうたい、月3%〜10%の利益と元本保証を約束していたが、実態はポンジ構造だった。
- デルガドは、少なくとも2億5000万ドルの投資家損失に絡み有罪を認め、関連する暗号資産ウォレットと資産の没収にも同意した。
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米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)は、4億ドル(約637億円)規模の暗号資産ポンジ詐欺の疑いで、ゴライアス・ベンチャーズと創業者クリストファー・デルガドをそれぞれ民事提訴した。
8月11日にコインテレグラフが伝えた。SECによると、ゴライアス・ベンチャーズは未登録証券の募集を通じ、1300人超の投資家から少なくとも4億2500万ドル(約677億円)を調達した。投資家には資金を暗号資産の流動性プールで運用すると説明していたが、実際には投資は一切行われておらず、デルガドが少なくとも5100万ドル(約81億円)を私的に流用したとSECは主張している。
CFTCは別の訴状で、約1600人の顧客がビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)の取引を名目に、少なくとも3億9700万ドル(約632億円)を払い込んだと明らかにした。CFTCは裁判所に対し、投資家への賠償、不当利得の返還、民事制裁金の賦課、取引と登録の禁止、恒久的差し止め命令を求めた。
ゴライアス・ベンチャーズは投資家に対し、流動性プールの手数料収入を原資に、月3%〜10%の利益と元本保証を約束していた。だが実態は、新規投資家の資金を既存投資家への支払いに充てる典型的なポンジ構造だった。口座残高や収益率の指標も虚偽に操作していた。2025年11月以降、新規資金の流入が減ると月次分配を停止し、事実上崩壊した。
デルガドはSECとの個別和解に同意した。裁判所の承認を条件に、証券法違反行為は恒久的に禁じられる。個人口座での取引を除き、証券取引への参加やブローカー・ディーラー関連業務も禁止される。不当利得の返還額と民事制裁金は、裁判所が別途決める。
デルガドはこれに先立ち、通信詐欺の共謀、通信詐欺、資金洗浄の各罪を認めている。米司法省は6月30日、ゴライアス・ベンチャーズに払い込まれた資金は少なくとも4億ドルに達し、デルガドが少なくとも2億5000万ドル(約398億円)の投資家損失を招いたと明らかにした。デルガドはこの事件に関連する不動産、車両、高級品、銀行口座、暗号資産ウォレットの没収にも同意した。