ストラテジー、ビットコイン買い増し再開か セイラー氏「BTCドライブ始動」
概要
- マイケル・セイラー氏がXに「ビットコインドライブが始動した」とのメッセージを投稿し、ビットコイン追加購入の可能性が浮上した。
- ストラテジーは合計84万3775 BTCを平均取得単価7万5476ドルで保有しており、足元のビットコイン価格下落により保有資産価値は取得原価を約104億ドル下回っている。
- ストラテジーはビットコイン売却、普通株の追加発行、STRC優先株の買い入れを進める一方、STRC優先株の年12%配当率を額面100ドル近辺で安定的に取引されるまで維持する方針を示した。
期間別予測トレンドレポート



米ストラテジー(Strategy)の共同創業者で会長のマイケル・セイラー氏が、ビットコイン(BTC)の追加購入を示唆するようなメッセージをXに投稿し、市場の関心を集めている。
暗号資産メディアのザ・ブロックは8月2日、セイラー氏が同日、自身のXにビットコイン保有状況のチャートとともに「Bitcoin Drive engaged(ビットコインドライブ始動)」と投稿したと伝えた。ザ・ブロックは、ストラテジーが8月4日にビットコインの追加購入を開示する公算が大きいとみている。
ただ、ストラテジーは直近5週連続で新規のビットコイン購入を発表していない。保有状況チャートの投稿後に毎週購入実績を公表してきた同社の通例とは異なる動きだ。セイラー氏はこれに先立ち、「We’re gonna need another color(新しい色が必要になりそうだ)」との文言とともに同じチャートを公開したが、翌日に発表された開示資料では追加購入は確認されなかった。
ストラテジーが米証券取引委員会(SEC)に提出した最新の開示資料によると、7月26日時点のビットコイン保有量は84万3775BTCだった。取得総額は636億9000万ドル(約10兆800億円)で、平均取得単価は7万5476ドル(約1190万円)。足元のビットコイン価格は6万3200ドル(約1000万円)前後で推移しており、保有資産の評価額は約533億ドル(約8兆4400億円)となる。取得原価を約104億ドル(約1兆6500億円)下回る水準だ。
同社が最後にビットコイン購入を発表したのは6月22日だった。当時は3490万ドル(約55億3000万円)を投じて520BTCを買い増した。
その後、6月29日から7月5日にかけて、優先株配当の原資確保とドル準備金の積み増しを目的に、3588BTCを約2億1600万ドル(約342億円)で売却した。あわせて普通株を追加発行し、ドル保有額を37億5000万ドル(約5940億円)まで増やしたほか、STRC優先株の買い入れも始めた。
一方、ストラテジーはSTRC優先株の年換算配当率を12%に維持する方針も示した。STRCが額面の100ドル付近で安定的に取引されるまで、現在の配当率を据え置くという。