期間別予測トレンドレポート



マーケットメーク会社のウィンターミュート(Wintermute)は、足元の暗号資産市場の上昇について、本格的な上昇相場とみるのはまだ早いとの見方を示した。
ウィンターミュートは7月7日、X(旧ツイッター)で、最近のリスク資産の反発について、米景気の減速を示す兆候や米連邦準備制度理事会(Fed)の金融緩和観測、中東情勢の緊張緩和が重なったためだと指摘した。そのうえで、市場全体の資金フローが持続的に改善するまでは、今回の上昇は構造的な強気相場というより安堵ラリーと捉えるのが適切だと分析した。
実際、前週に発表された米国の主要マクロ経済指標がインフレ懸念を和らげ、リスク資産の大半が上昇した。イーサリアム(ETH)は前週比13.54%上昇し、ビットコイン(BTC)は6.75%高となった。
ウィンターミュートは、ビットコインの上昇基調は比較的堅調だと評価した。リポートでは、大口投資家が200週移動平均線付近で27万BTC超を買い集めたほか、オプション市場でも下値防衛の需要が6万ドルから7万ドルのコールオプション買いへ移ったと説明した。
一方、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)の資金フローはなお見極めが必要だとした。7月2日にはビットコイン現物ETFで2億2170万ドルの純流入を記録し、10営業日連続の純流出に終止符を打ったものの、1日だけの流入でトレンド転換を判断するのは難しいという。年初来の累計純流出額はなお54億ドル水準だと付け加えた。
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