期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)、アルトコインの取引所への入金がそろって急増し、暗号資産市場の変動性が一段と高まる可能性が出ている。
クリプトクアントのリサーチ責任者を務めるフリオ・モレノ氏は7月3日に公表したリポートで、過去30日間のビットコインの取引所入金量が約4万9000BTCに達したと明らかにした。今年、1日の入金量が5万BTC近くまで膨らんだ4回の局面でしか見られなかった極端な水準だという。
モレノ氏は、この水準の入金量について、大量のビットコインが取引所に再配置されている兆候だと指摘した。歴史的にみると、大きな方向感を伴う値動きに先立って現れてきたパターンだと分析した。
さらに、平均入金規模の拡大は、単純な入金量の増加よりも弱気シグナルに近いと説明した。大口参加者による意図的な再配置を映しており、下押し圧力の先行指標として機能してきたと付け加えた。
そのうえで、6万ドルの支持線を割り込めば、実現価格である約5万3000ドル水準まで下落する可能性があるとの見通しを示した。
イーサリアムとアルトコインの入金もあわせて増えた。イーサリアムの取引所入金量は6月末に125万ETHを超えた。アルトコインの入金件数は週初めに約4万5000件となり、約2カ月ぶりの高水準をつけた。
モレノ氏は、足元の構図はビットコインが8万2000ドルから5万8000ドル割れに向かう直前のパターンと似ていると述べ、市場参加者に注意を促した。
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