金価格下落、米・イラン衝突緩和で一時4000ドル近辺に
概要
- 米国とイランの軍事的緊張緩和を受け、国際金価格が1オンス=4000ドル近辺まで下落したと伝えた。
- 米国の5月のPCE物価指数が市場予想に一致し、米国債利回りが低下するなかでも、金価格の弱含みが続いた。
- 6月28日午前時点で金現物、銀、プラチナ、パラジウムがそろって軟調となり、貴金属全般に調整が広がったと伝えた。
期間別予測トレンドレポート



国際金価格は、米国とイランの軍事的緊張の緩和を受けて下落した。
ブルームバーグによると、6月28日の金現物価格は取引時間中に0.9%下落し、1オンス=4000ドル近辺まで下げた。6月27日に上昇した1.6%分の一部を吐き出した。
米国とイランが相互攻撃を停止し、6月30日にカタールのドーハでホルムズ海峡問題などを協議する交渉に入るとの報道が相場の重荷となった。
両国はこれに先立ち、週末にカタール産原油を積んだタンカーへの攻撃を含む報復を応酬し、緊張を高めていた。国際原油価格は上昇したが、その後に停戦再開の報道が伝わり、市場のリスク回避姿勢はやや和らいだ。
金価格は、米国の5月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表後も弱含みで推移した。米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する物価指標であるPCEは前月比0.4%上昇したが、市場予想に一致し、米国債利回りは低下した。
金は利息を生まない資産のため、金利上昇への見方が強まるほど投資妙味が薄れやすい。
6月28日午前8時5分時点のシンガポール市場では、金現物は前営業日比0.6%安の1オンス=4062.47ドルで取引された。銀は0.8%下落して58.67ドルとなり、プラチナとパラジウムもそろって軟調に推移した。
shlee@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。