テザー、金連動トークンXAUTの活用拡大 Lednが年内に担保融資
概要
- テザーゴールド(XAUT)がレドゥン(Ledn)の対応資産に加わり、2026年内に担保融資サービスを始める予定だ。
- テザーは約230億ドル規模、約140トンの現物金を保有し、テザーゴールドの発行と拡大を進めている。
- テザーはUSDT収益を基に、XAUTの融資と現物償還、ビットコイン採掘、再生可能エネルギー、人工知能(AI)インフラなどへ投資領域を広げている。
期間別予測トレンドレポート



ステーブルコイン発行大手のテザー(Tether)が、金連動トークン「テザーゴールド(XAUT)」の活用拡大に動く。デジタル金を担保とする融資市場の開拓に乗り出した。
コインデスクが6月28日に伝えたところによると、暗号資産(仮想通貨)融資プラットフォームのレドゥン(Ledn)は、対応資産にテザーゴールドを追加する。現在はビットコイン(BTC)とテザー(USDT)に加え、XAUTをサポートしており、テザーゴールドを担保にした融資サービスは2026年内に始める予定だ。
テザーゴールドは、スイスの金庫に保管した現物金1トロイオンスを1対1で裏付けとするトークンだ。テザーは現在、約230億ドル規模の金を保有しており、これを基にテザーゴールドを発行している。
両社は、現物金をトークン化すれば、ビットコインと同じようにデジタル担保資産として活用できると説明する。資産を売却せずに流動性を確保できる点を利点に挙げた。
レドゥンは、テザーゴールドについてもビットコイン担保融資と同様に、顧客資産を1対1で保管すると強調した。資産を別途貸し出したり、収益創出に活用したりはしないとしている。
テザーのパオロ・アルドイノ最高経営責任者(CEO)は「デジタル資産が世界経済で占める比重が高まるほど、長期保有と金融面の柔軟性を同時に提供するソリューションへの需要も増している」と語った。
テザーは最近、USDT事業で得た収益をてこに事業多角化を加速している。約140トンの現物金を保有するほか、金取引プラットフォームのゴールドドットコムへの投資も進める。暗号資産金融会社アントアルファ(Antalpha)とも連携し、XAUTの融資や現物償還での活用拡大を図っている。
このほか、テザーはビットコイン採掘や再生可能エネルギー、人工知能(AI)インフラなどにも投資領域を広げている。