ブラックロックのビットコインETF投資家、平均40%の評価損 7週連続で資金流出
概要
- ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)投資家の平均収益率が、約40%の損失圏まで落ち込んだと分析された。
- 米国のビットコイン現物ETFでは、7営業日連続で純流出が続いた。5月中旬以降は7週連続の資金流出となり、設定後で最長の連続純流出記録を更新した。
- FRBのタカ派的な金融政策姿勢のもとでビットコインとイーサリアムの現物ETFから資金が流出する一方、ハイパーリキッド(HYPE)ETFとエックスアールピー(XRP)ETFには限定的ながら資金が流入した。
期間別予測トレンドレポート



ブラックロック(BlackRock)のビットコイン(BTC)現物上場投資信託(ETF)を保有する投資家の平均収益率が、およそ40%の損失圏まで落ち込んだことが分かった。
ザ・ブロックが6月27日に伝えた。ベスポーク・インベストメント・グループ(Bespoke Investment Group)は、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)投資家の平均収益率が約40%の損失水準に低下したと分析した。
IBITは2024年1月の設定以降、607億7000万ドルの資金を集めたが、ビットコイン価格の急落で純資産は444億2000万ドルまで減少した。ノバディウス・ウェルス・マネジメントのネイト・ジェラシ最高経営責任者(CEO)は「主流投資家にとって、非常に過酷なビットコイン投資の入り口になった」と語った。
米国のビットコイン現物ETFでは、6月26日までの1週間に計17億9000万ドルが純流出した。2025年2月に記録した26億1000万ドルに次ぐ大きさで、ETF設定後では週間ベースで2番目の純流出額となった。
6月27日にはブラックロックのIBITからだけで4億4451万ドルが流出した。これを含め、7営業日連続で純流出が続いた。ビットコイン現物ETFは5月中旬以降、7週連続で資金流出が続き、設定後で最長の連続純流出記録を更新した。
市場では、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な金融政策姿勢がETFからの資金流出をあおっているとみられている。FRBは6月18日に政策金利を据え置く一方で、金融緩和期待を後退させた。市場は年内12月の追加利上げの可能性も織り込んでいる。
イーサリアム(ETH)現物ETFも低調だった。同じ期間に2億7334万ドルが純流出し、7週連続の資金流出となった。6月27日には、ブラックロックのETHAからだけで1285万ドルが純流出した。
一方、新たな暗号資産ETFには一部で資金が流入した。ハイパーリキッド(HYPE)ETFは6月25日に1日で1億809万ドルを集め、設定後で最大の1日当たり純流入を記録した。エックスアールピー(XRP)ETFにも1563万ドルが流入した。ただ、これらETFの運用資産規模はビットコインやイーサリアムの現物ETFに比べ、なお限定的だ。