米ケンタッキー州、カルシとポリマーケットを提訴 「違法なスポーツ賭博を運営」
概要
- 米ケンタッキー州は、予測市場プラットフォームのカルシ、ポリマーケットを違法なスポーツ賭博の疑いで提訴したと明らかにした。
- ケンタッキー州は、両プラットフォームが州政府の許可なくスポーツベッティングを提供し、利用者保護の仕組みも整えていないと主張した。
- 今回の訴訟は、予測市場の規制権限を巡ってCFTCと州政府の対立が深まるなかで起きた。
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米ケンタッキー州が、予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)とポリマーケット(Polymarket)を相手取り、違法なスポーツ賭博を運営しているとして訴訟を起こした。
コインデスクが6月17日に報じた。ラッセル・コールマン州司法長官は、両社が州政府の許可を得ずにスポーツベッティングサービスを提供しているとして提訴した。ケンタッキー州は、コインベース(Coinbase)やロビンフッド(Robinhood)、ウィーブル(Webull)などの関連パートナー企業にも言及した。
州側は、両プラットフォームが州法に基づく賭博事業の認可を受けておらず、ギャンブル依存症対策に向けた利用者保護の仕組みも整えていないと主張している。
コールマン司法長官は「カルシとポリマーケットはケンタッキー州で違法なスポーツブックを運営し、法に違反している」と述べた。そのうえで「数十億ドル規模の企業の法的論理は、常識的に納得できない」と強調した。
一方、ポリマーケット側は、今回の措置は米商品先物取引委員会(CFTC)が構築した予測市場の規制枠組みと矛盾すると反論した。法廷で積極的に争う姿勢も示した。
今回の訴訟は、予測市場の規制権限を巡る連邦政府と州政府の対立が広がるなかで起きた。マイク・セリグCFTC委員は、予測市場契約は連邦デリバティブ規制の対象にあたるとして、州政府による規制の試みに反対してきた。実際、CFTCは最近、ニューメキシコ州を含む計8州を相手取って関連訴訟を起こしている。
ドナルド・トランプ米大統領も最近、「予測市場に対するCFTCの独占的な規制権限は維持されるべきだ」として、セリグ委員への支持を公にした。ただ、ゲーリー・ゲンスラー元SEC・CFTC委員長らは、スポーツイベント契約には州政府の賭博規制を適用すべきだと主張しており、反対の立場を示している。

