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イーサリアム共同創業者「財団再編は危機でなく進化」 役割分担が鍵

出典

概要

  • ジョセフ・ルービン氏は、イーサリアム財団の予算縮小と組織再編について、プロトコル管理と事業開発の機能を切り分ける「必要な進化の過程」だと説明した。
  • ルービン氏は、イーサリアム財団がネットワークの中核技術と価値の保全に集中し、普及拡大や機関との連携、エコシステムの成長はほかの組織が担う構造が、分散化の理念に合致すると語った。
  • ルービン氏は、イーサリアムは衰退していないとしたうえで、スケーラビリティー改善を基盤に、AIエージェンティック・コマース機関によるブロックチェーン活用の拡大が次の成長の波の中核になるとの見方を示した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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予算縮小や人員流出、組織再編を巡って批判を受けてきたイーサリアム財団(Ethereum Foundation、EF)について、イーサリアム共同創業者のジョセフ・ルービン氏は「必要な進化の過程だ」との見方を示した。

コインデスクが6月7日に伝えたインタビューで、ルービン氏はイーサリアム財団の役割について、ネットワークの中核技術と価値の保全に集中すべきだと語った。普及拡大や機関との連携、エコシステムの成長は別の組織が担うべきだと主張した。

ルービン氏は「イーサリアム財団は、誰にも疑われない中立性を保つことが重要だ」と述べた。事業部門とプロトコル開発部門が混在すれば利益相反が生じかねず、分散型プロトコルのエコシステムを運営する望ましい形ではないと指摘した。

足元のイーサリアムコミュニティーでは、財団の市場対応が競合ブロックチェーンに比べて遅いとの指摘に加え、組織再編や人員流出を不安視する声が出ていた。

これに対しルービン氏は、批判の多くはイーサリアム財団の本来の役割に対する誤解に起因すると説明した。現在進んでいるのは、プロトコル管理と事業開発の機能を切り分ける過程だという。役割をより明確に整理するための取り組みだと明らかにした。

今後のイーサリアムのエコシステムについては、単一の機関ではなく複数の組織が役割を分担する構造へ発展するとの見通しを示した。

ルービン氏は「イーサリアムのエコシステムを支える複数の中核組織が、それぞれの専門領域で役割を果たすようになる」と語った。「それがイーサリアムの分散化の理念に合致するモデルだ」と付け加えた。

一方で、一部でくすぶる「イーサリアム衰退論」は否定した。

ルービン氏は「イーサリアムは決して衰退していない」と強調した。人工知能(AI)が足元で投資家の関心を集め、暗号資産市場が相対的に注目されにくくなっているものの、それは一時的な現象にすぎないと説明した。

むしろ、これまで進めてきたスケーラビリティー改善が次の成長局面の土台になるとみている。とりわけ、AIエージェントがオンチェーンで自律的に取引を実行する「エージェンティック・コマース(Agentic Commerce)」と、機関によるブロックチェーン活用の拡大を主な成長ドライバーに挙げた。

ルービン氏は「次の成長の波は、人間とAIがともに経済活動を担うハイブリッド経済になる」と述べた。イーサリアムのインフラが、こうした変化で中核的な役割を果たすと強調した。

shlee@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。
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