ソラナ、DEX取引量56%減と空売り拡大で軟調 競争激化も重荷
概要
- ソラナ(SOL)は98ドル突破に失敗した後、約15%%調整し、83ドル台を再テストしたうえ、資金調達率がマイナス転換して軟調な地合いが続いている。
- ソラナ基盤のDEX週間取引量は約110億ドル、DAppの週間収益は約2000万ドルとなり、1月平均に比べてそれぞれ56%%減少した。
- コインテレグラフは、ハイパーリキッドやベースなど競合チェーンの台頭がある一方、ソラナのTVLは約59億ドルで2位を維持しており、バイナンスでは84.19ドルで取引されていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート



ソラナ(SOL)は、ネットワーク活動の鈍化と競争激化を背景に、軟調な展開が続いている。
コインテレグラフによると、ソラナは5月11日に98ドル突破に失敗した後、約15%下落した。5月19日には83ドル台を再び試す動きとなり、先物市場の資金調達率もマイナスに転じた。
無期限先物の資金調達率は足元でマイナス3%前後と、前週末のプラス8%から大きく低下した。中立的な市場ではこの指標は一般にプラス9%近辺で推移するため、直近はショート(空売り)需要が増えたと解釈される。
オンチェーンデータでも、ソラナのエコシステム活動の鈍化が目立つ。ソラナ基盤の分散型取引所(DEX)の週間取引量は足元で約110億ドルと、1月平均の250億ドルに比べて約56%減った。
分散型アプリケーション(DApp)の週間収益も約2000万ドルまで低下した。1月平均は約3500万ドルだった。足元で主要な収益源となっているプロジェクトとして、ポンプ(Pump)、アクシオムプロ(Axiom Pro)、ファントム(Phantom)、ジュピター(Jupiter)が挙がっている。
コインテレグラフは、ハイパーリキッド(Hyperliquid、HYPE)やベース(Base)といった競合チェーンの台頭も、ソラナの重荷になっていると分析した。ハイパーリキッドは独自の無期限先物取引機能を基盤に急速にシェアを広げている。ベースはコインベース(Coinbase)のエコシステムとの連携を強みにしている。
もっとも、総預かり資産(TVL)ではソラナはなお約59億ドルと、イーサリアム(ETH)に次ぐ2位を維持している。主要TVLプロジェクトには、ジュピター、カミノ(Kamino)、サンクタム(Sanctum)、レイディウム(Raydium)が含まれる。
ソラナは足元で、バイナンスのUSDT建て市場で前日比1.62%安の84.19ドルで取引されている。


