エヌビディアCEO「中国は最終的に米AIチップ輸入を認める」 H200供給再開期待が再燃
概要
- フアンCEOは、中国が最終的に米国製AIチップの輸入を認め、市場が開くとの見通しを示した。
- トランプ政権は、エヌビディアのH200 AIチップの対中輸出規制を緩和し、輸出許可手続きも進めた。
- エヌビディアは中国市場を約500億ドルの機会と評価した一方、2026年初めの中国向けAIチップ売上高見通しは事実上ゼロに据え置いたとされる。
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エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、中国が最終的に米国製の人工知能(AI)チップ輸入を認めるとの見通しを示した。
ブルームバーグが5月18日に報じた。フアンCEOは5月17日のブルームバーグTVとのインタビューで、中国政府は自国市場をどこまで保護するか判断する必要があるとしたうえで、「時間がたてば市場は結局開く」と語った。
市場では、ドナルド・トランプ米大統領の中国訪問日程にフアンCEOが土壇場で加わって以降、エヌビディアのAIチップの対中供給再開への期待が改めて強まっている。
フアンCEOは、今回の訪中期間中にエヌビディアのH200 AIチップの中国販売を巡って中国当局と直接協議したわけではないと説明した。ただ、米中両政府の関係者同士の対話では関連する議論があったことを認めた。
同氏は「トランプ大統領が中国指導部と関連する対話を交わした」とし、「どのような決定が下るのか期待している」と付け加えた。
これに先立ち、トランプ大統領も5月15日にワシントンへ戻った後、H200チップの問題は首脳会談で議論されており、何らかの進展があり得ると発言していた。
トランプ政権は2025年12月、エヌビディアのH200 AIチップの対中輸出を一部認める方向で規制を緩和した。その後、米商務省は関連する輸出許可手続きも進めた。
ただ、中国政府は半導体の自立戦略や華為技術(Huawei)など自国企業の育成方針を理由に、実際の購入承認を先送りしているという。
フアンCEOはこれまで、中国市場を約500億ドル規模の機会と評価してきた。ただ、エヌビディアは2026年初め時点でも、中国向けAIチップの売上高見通しを事実上ゼロに据え置いたとされる。

shlee@bloomingbit.ioこんにちは、bloomingbit記者です。

