インジェクティブ、ミュージックカウUS・リパブリックとKコンテンツ著作権のRWAトークン化で提携
概要
- レイヤー1ブロックチェーンのインジェクティブ(INJ)は、ミュージックカウUS、リパブリックとKコンテンツ著作権のRWAトークン化事業で提携したと発表した。
- 今回の協力により、Kコンテンツ著作権をオンチェーンベースの金融商品に転換し、グローバル投資家のアクセスを拡大するとした。
- インジェクティブは、累計RWA取引高約65億ドル、累計オンチェーン取引高770億ドル超の実績をもとに、RWAトークン発行と流通市場取引のインフラを提供すると説明した。
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レイヤー1ブロックチェーンのインジェクティブ(Injective、INJ)は5月12日、ミュージックカウUS、リパブリックとKコンテンツ著作権の実物連動資産(RWA)トークン化事業で提携したと発表した。
今回の提携では、Kコンテンツ著作権をオンチェーンベースの金融商品に転換し、グローバル投資家のアクセス拡大をめざす。
各社の役割分担も明確だ。音楽収益証券プラットフォームのミュージックカウUSは、Kポップやコンテンツ著作権資産の発掘と組成を担う。米証券取引委員会(SEC)登録の投資プラットフォームであるリパブリックは、ブローカーディーラーとしてReg CF、Reg D、Reg A+などの規制枠組みを活用し、投資家募集とグローバル投資家へのアクセスを担当する。インジェクティブは、RWAトークンの発行からオンチェーン流通、流通市場での売買、ロイヤルティー精算まで一連のプロセスを担うブロックチェーン基盤を提供する。
中核インフラを担うインジェクティブは、機関金融に特化したレイヤー1ブロックチェーンだ。顧客確認(KYC)やマネーロンダリング対策(AML)などの規制順守を、プロトコル水準で支える仕組みを備える。累計RWA取引高は約65億ドル、累計オンチェーン取引高は770億ドル超、累計トランザクション数は20億件超に達している。株式、外国為替、コモディティー、プレIPO資産などが取引されている。
インジェクティブの共同創業者エリック・チェン氏は「音楽業界が長く待ち望んできた、ファンと投資家が自ら愛する楽曲に実質的な持ち分を持てる仕組みを、ミュージックカウUSとともに実現した」と述べた。そのうえで「規制順守を前提とした音楽著作権がオンチェーン上で保有・移転され、分散型金融(DeFi)で活用される環境は、インジェクティブ上で初めて実現する」と強調した。
ミュージックカウUSのマーカス・サンチェス最高経営責任者(CEO)は「ファンは単なるリスナー以上の価値を持つ」と語った。さらに「インジェクティブ上で、ファンと投資家がアーティストと同じ経済的な歩みをたどる構造が初めて実現した」と付け加えた。
ミュージックカウのチョン・ヒョンギョン会長は「既存のSTO事業で培った成功経験を土台に、RWAとトークン化技術を積極的に導入し、Kコンテンツ著作権をWeb3エコシステムにつなげる計画だ」と明らかにした。あわせて「ウォン建てステーブルコインを基盤とする決済・流通構造の検証を先行して終えただけに、世界のファンが愛する音楽資産を直接保有し、売買できる新時代を切り開く」とした。


